アイデアは無限

アイデアが出ない！
これ以上は考えられない！

そんな状況で苦しんだことはないでしょうか。
考えても考えても出てこないので、アイデアは有限だと思ってしまうことでしょう。

本当にアイデアは有限でしょうか。

例えば、ヒーターでパンを焼くだけのオーブントースターは、いつでもアイデアの限界にあると思われながら進化してきました。
2000年代前半には既に色やデザインの違いしかないと言われながら、数年ごとに新しい変化を起こして業界内がざわつきました。
扉が大きく開いて網がせり出すデザイン性の高いもの。
フロント部全面がミラーガラスのデザインに特化したもの。
ファンで油を使わずに揚げ物ができるもの。
水を入れて焼き上がりを大きく改善するもの。
ジップロックが使えて、12時間の低温加熱を実現したもの。
一つ一つは決して最新のテクノロジーを用いたものではありません。
アイデアによる革新です。

時代の変化、条件の変化が限界に思えた壁を乗り越える力を与えているのです。

時代の流れは大きな時間軸の変化の後押しを受けている為、考える時間が豊富にありますが、通常のアイデア出しにはそこまでの時間を割くことはできません。
通常のアイデア出しで、どこまでもアイデアを出し続けるにはどうしたらいいでしょう。

それは条件設定を変え続けることです。
アイデアを出す為に、考えてはいけないことのタガを外すことです。
もし◯◯だったら…そんな仮説を加えることで発想の範囲を広げます。
実現できないことを考えないようにするのではなく、突拍子もないことをドンドン出していきます。
アイデアの数が増えれば増えるほど、組み合わせによって更に指数関数的に増えていきます。
一つ一つは実現不能かもしれませんが、積み重ねることで現実化できる糸口が見えてくることがあります。

条件を変えて考える、自分の環境や立場によって生まれるバイアスを外して考える、この２つができれば、アイデアは無限に生まれてきます。

また、アイデアは出す癖がついている人から出てくるものです。
常にアイデアを出し続ける習慣を持つことが無限のアイデアに辿り着く為の第一歩なのです。