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社員の時間、経営者の時間

ゾウの時間、ネズミの時間という絵本があります。
生き物の寿命は異なるけれど、生涯の心臓の拍動数は同じなので、それぞれに時間の生き方使い方があるという話です。

社員と経営者の時間の違いについて考えてみました。
「経営者」と言っても全ての企業のトップに須く当てはまる訳ではなく、優れた変化を続ける経営者にのみ限らせていただきます。
優れた経営者は優れた直感を持っています。
優れた直感に知識が噛み合うと思考が高速回転し始めていくつもの仮説を算出します。
直感は知識と経験の積み重ねによって出来上がりますが、時に異常とも言えるスピードで変化していきます。
一体一般社員と何が違うのでしょう。
裕福だから良いもの食べて、良い講座を受けているからでしょうか。
そこにはゾウとネズミのように時間の違いがあるのです。

私のように一般的な会社員は、通常1日8時間、週5日間が勤務時間です。
大方の場合間に合わなくて残業をしたり仕事を持ち帰ったりします。
では経営者はどうでしょうか。
自らが会社の全てを担うわけですから、1日は24時間であり、1週間は7日あります。
社員は役割ですが、経営は存在です。
多くの優秀な経営者は全ての時間において吸収することを全身で意識しています。
1日当たり最大3倍、1週間当たり1.4倍、最大4.2倍の時間を持っているのです。
もちろん人は寝なければ死ぬので実際の時間はそこまでの差ではなくとも、合間合間の時間を息抜きに使うのか、追われることに終始するのか、何かを追いかける時間にするのかで得られるものは少しずつ変わってきます。

企画者は24時間企画のことを考えるという言葉があるように、経営者は24時間経営に関わることを吸収しようとします。
時間の感覚が違うのは当然のことでしょう。
その考え方を押し付けるかどうかは経営者の人次第ですが、面白そうだと乗ってみるかどうかはあなた次第です。
1日の5分間の使い方、それがあなたの年収を分ける境目になるかもしれません。

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