手を抜けば、どうなるか
なんでもかんでも一所懸命なのは素晴らしいことです。美徳と言えるかも知れません。
疲弊することなく続けることができるならば。
年の初め、年度の初め、入社したて、転職したて、区切りのタイミングで心機一転しようと考えます。
特に職場環境が変わった時には新しく覚えることが数多く生じますので、一つ一つ丁寧に理解しないと後で困ってしまいます。
徐々に慣れてくると、丁寧に意識して行っていた作業が習慣化して、効率的に動くことができるようになります。
習慣化して効率化することと、そこから手を抜くことは大きく違います。
優先順位をつけて、作業の軽重をつけている内は気づかないかも知れませんが、手抜きはいつの間にか常態化していくリスクがあります。
手抜きというものは蓄積してきた能力や経験を放出する代わりに時間を得ることです。
時間を優先する為、新しく蓄積されるものが少なくなってしまいます。
いずれ枯渇してしまうかもしれません。
それは草むしりに似ている姿です。
次々と手を抜いても最初のうちはまだまだ草が生えているように見えても、段々と抜ける草が減っていきます。
夏の雑草は数日で生えてきますが、人の蓄積された能力は一朝一夕では生えてきません。
手を抜けば、また生えるまでに時間がかかる。
手抜きを習慣化せず、もしもの為の時短術として奥の手として秘めておいた方が良いでしょう。
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