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NZ🇳🇿 フードロス間近の食品だけを使ったゼロウェイストレストラン
ウェリントンで話題のサステナブルなレストランへ行ってきました。
そのレストランは、その日仕入れたフードロス間近の食材だけを使い、ボランティアのシェフが調理してコース料理を提供するレストラン。
その名も「Everybody Eats」。
ニュージーランドではオークランドとウェリントンの2箇所に店舗を構えていて、開店時間は6pm-8pmのみ。
お店の前は常に人が並んでいました。
このレストランが掲げるテーマは、
◉Food waste(食品ロス)
◉Food poverty(貧困)
◉Social isolation(社会的孤立)
この三つを解決すること。
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そして支払い方法はとっても斬新。
テーブルに置かれたサインにはこう書かれていました。
ーPay as you feel
ーあなたが思う価格を支払ってね。
そう、価格設定されておらず、
提供される料理の支払いはドネーション(寄付)として支払う仕組み。
QRコードを読み取ると、寄付をする金額を決める画面が表示されるので、
自分で価格を設定して支払うことができる。
ちなみに10ドル以上で2名分がフリーになると書かれていました。(安すぎる!)
肝心な料理はというと、
この日はこんなメニューでした。
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〜前菜〜
loaded potato(ポテトのオーブン焼き)
キュウリのピクルスとフライドオニオン添え
〜メイン〜
サーモンとリコッタのフリット
(レタスとレモンアイオリソース添え)
☆ビーガンオプション
キャベツとにんじんのフリット
〜デザート〜
バニラスポンジケーキ(ローストグレープ、ヨーグルト、はちみつ添え)
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110523839/picture_pc_5848f478dc94da51991747d31fb3d168.png?width=1200)
席に着くとまずビーガンメニューか通常メニューのどちらを選ぶか、またリクエストなどを聞かれました。
しっかりとビーガンメニューが用意されているのもニュージーランドらしくていつも感動します。
そしてびっくりしたのは店員さんの多さ!
シェフも含め、お店を動かしているのはボランティアの方達。
学生からミドルエイジの方まで、忙しいお店をみんなが楽しそうにイキイキと動き回っている姿が印象的でした。
そして接客も感動でした。
今からなにか楽しいアトラクションに乗るかのように、「新しい冒険の始まり!」のような元気でエキサイティングな接客をしてもらいました。
そのおかげで料理が来るまでの間もイキイキと楽しんで待つことができた。
そして料理を楽しんだあと、
その店員さんは「料理はどうでしたか?」
「楽しんでくれましたか?」
とアフターフォローもちゃんとしたレストラン並みにバッチリ。
しっかりとレストランとして料理も接客も楽しむことができて、満点でした。
わたしは支払う額を、彼女へのサービスチップも上乗せして支払いました。
(ちなみにNZ ではチップ制度はない)
そんなこんなで、何かのアトラクションのように楽しめたサステナブルレストラン。
勿論、より多くの人が楽しめるように、
一グループにつき滞在時間は約30分。
料理もすでに用意されているので、
待ち時間はほとんどなくどんどんと料理が運ばれてきます。
フードロス間近の食材を限りなく楽しめるように工夫が凝らされていて、そのアイディアに感動しました。
こういった素敵なレストランが、沢山増えるといいなぁ。
日本ではなかなか体験できない時間でした。
こういった地球の問題や社会の問題に注目したレストランが都会で大人気になるのも、
ニュージーランドらしくて良いなぁと思いました。
レストラン: Everybody eats
場所: 60 Dixon St, Te Aro, Wellington
ホームページ
https://everybodyeats.nz/our-mission
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