漫画「GTO」感想 [2回目](完結作品を語る! #424)
「GTO」(藤沢とおる)
連載期間 1996年~2002年(週刊少年マガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
※GTOを語るのは2回目です!
前回は記憶に頼ってあっさりでしたが、今回は全話読み直した上でがっつりです!
「GTO」は、ドラマも人気の元ヤン先生の力技教育ギャグマンガ!
全25巻。久々に読みなおしました。マガポケというアプリで全話無料で読めます。
元々ヤンキー高校生だった時の物語が「湘南純愛組」という作品になっていて、その続編的な話ですね。
流れとしては、
ヤンキー上がりの鬼塚英吉が教師になろうと思い立ち、教育実習に始まり、非常に印象的な壁をハンマーで破壊するシーンなどを経て、中学教師に。
そして、
中学では問題児集団の担任になるわけですが、学校に住み込み生活しながら各問題に理屈じゃなく身体でぶつかり生徒の信頼も勝ち取っていくわけです!
ギャグマンガでありつつ社会派な面もあるんです!
あと、
学生時代からの相棒でバイク屋の弾間龍二や、悪友で警察官の冴島などとのやりとりも楽しいです!
鬼塚を嫌う内山田教頭とのやりとりも笑えます。
全体を通して!
改めて読んだわけですが、
コンプラは置いといてパワーのあるえげつない笑いに溢れていて、めちゃくちゃ面白いです!
一般常識で考えたらダメなこともいっぱいあるんですけど、それを凌駕する青春力みたいなものがあるんです!
シリアスパートからのギャグ的なケツドンで屋上から生徒を突き落とすとか、この漫画でしか成立しないと思いますし、それこそが魅力でしょう!!
ということで、
学校・教師ものが好きな人、ドラマだけ見て原作漫画を読んでいない人に、
GTOの現在も継続中の最新作パラダイス・ロストを読んで呆然としてる人にも圧倒的にオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
終盤は学校及び理事長に恨みのある女校長と、それに従う天使と名乗る一般の生徒に紛れ込んだ生徒達とのやりあいです。
その頃、鬼塚は脳動脈瘤が見つかり手術しないと危険という状態なんですが天使達の襲撃にあい破裂し、心停止状態までいきます。
そこでヤンキー時代憧れていたものの早逝した真樹さんが現れ、生徒らの必死の訴えもあり、復活します!
その後、女校長は誤解により学校を恨んでいたことが判明し、暴走し学校に火をつけた天使をかばい罪を背負って一人学校に残ります。
そこにバイクに乗った鬼塚がやってきて、校長と共に四階からバイクで外へダイブ!プールに着水し助かりますが、また入院。
…ここまでの鬼塚のジェットコースターのような教師生活は半年だったんですね。
そこから一ヶ月後、
文化祭で生徒やヒロインで同僚の冬月ちゃんの元気な様子が描かれ、学校についての質問を街で行っているような様子も挟まれ、未だ入院しつつもふざけ放題な鬼塚、傍には弾間、「学校が自分の居場所だ」と言う鬼塚。
再び学校に場面は変わり、生徒達も「早く戻ってこねーかな」と言っています。
ラストカットは鬼塚と冬月ちゃん、そして生徒達が校庭に全員集合している画に「あなたにとって学校ってなんですか?」と文字が書かれたもので、見ていると色んな感情でいっぱいになりますね!
かなりクセが強いのに力技で名作にしたって感じの作品でした!漫画好きは必読でしょう!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「GTO」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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