漫画「昭和元禄落語心中」感想(完結作品を語る! #75)
「昭和元禄落語心中」雲田はるこ
連載期間 2010年~2016年(ITAN(イタン))
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
「昭和元禄落語心中」は、
落語を主題に置いて時代の流れと人々の心を描いた良作です!
全10巻ですが、壮大なドラマを感じさせてくれます。
細やかな物語の描きこみ、情念を感じさせる絵やセリフやその他諸々…。
これは私の体験上で言えば女性ならではですし、その中でも雲田先生の能力の高さも感じました。
同じプロットで別の人が描いたら、これほどいい出来にはならなかったでしょう。
全体に最高なんですが、一つだけ個人的なマイナス点があるとすれば、登場する男性が情緒的すぎるところです。
逆に言うと女性読者はより理解しやすいかもしれません。
つまり、女性は友情と愛情の境が曖昧で、愛憎みたいなものも抱くことが多い場合、
あっさりしているドライな男性および男性同士のリアルな絡みが理解しづらいと思うので。
さて、一応、物語の流れを書いておくと。
舞台は日本。主人公が弟子入りする数十年前から始まり、そこから師匠の青春時代の戦後の過去編へ展開。
その後、主人公が真打になってからが描かれ、最後に現代が描かれ終幕、した気がします。
けっこう前の連載時に単行本で読んだので間違っていたらすみません。
丁寧に描いてくれているので落語に興味がない・詳しくない方でも楽しめます!
マンガはもちろん、アニメも声優さんを筆頭にいい仕事してますね~って感じだったので、どちらもオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「昭和元禄落語心中」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’
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