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漫画「左ききのエレン」感想(完結作品を語る! #408)

「左ききのエレン」(原作:かっぴー / 作画:nifuni)
配信開始期間 2017年~2022年(少年ジャンプ+)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「左ききのエレン」は、ヒッチコック風 週刊少年ジャンプ的サラリーマンと天才のマンガ!

2016年~2017年にcakesで連載されていた原作版を途中まで読んでいたんですが、リメイク版で読み直し最後まで。
全24巻。ジャンプ+というアプリで全話無課金で読めます!CM見たりポイントを使ったりにはなりますが!

絵は、原作よりは丁寧で綺麗ですが、それだけと言えばそれだけです!

妙に勘がいいというか、思わせぶりなことを言う人達が出まくる漫画で、悪く言うと自己啓発本をバラバラにして見栄えのいいパッケージをつけたような作品です。

すごーく魅力的なパッケージで中身も魅力はあるんですが、パッケージつまり側が魅力的すぎてそこには一歩及ばずと言った感じです。

とはいえ、
「何かに人生を捧げた人間達は時間も場所も越えて繋がってるんだ」というエレンの言葉には個人的にグッときましたし、名言っぽい言葉は多いです!誰かの人生を変えることもある作品と断言出来ます!

さて、
アートディレクターの光一や、天才アーティストのエレンが主人公のようでいて、全員が主人公といってもいい話

各人物が鬼気迫る時と今にも死にそうな状態を描いたりするので読むのにカロリーを使います。
ということで、精神的に弱い人にはオススメしません。

あと、
作中でも「パルプ・フィクション」という名前が出てきますが、時系列順でない章立てなどタランティーノ映画のような雰囲気があります!

そして、
バンクシーであったり、実在する人物などをフィクションに混ぜるのも上手いです!

ちょっと長いですが、唯一無二の存在感がある作品でした!

ということで、
天才に憧れている人に、広告代理店とかに憧れている人に、
「パルプ・フィクション」が大好きな人にもオススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

看板にグラフィティアートを描くエレンと光一の絡み…。天才カメラマンとモデルと光一の絡み…。

そこから感じるのは月並みな言葉ですが、天才も天才になれなかった人も、人は一人では生きていけないし誰も一人ではないし、本気でやれば絶対にそこに道は出来るということでした!
ここまで読み続けてきたのでそれなりに熱くなりましたね~。

そして、その後のエピローグもけっこうな量あります!

実在するものをフィクションに混ぜる手法は面白くもあるんですが、東日本大震災を混ぜるのは「ちょっとなあ」でした!
入れるのはいいんですけど作品に関わりすぎるのが下品というか…。

とはいえエピローグは、
光一と〇〇の結婚に驚きましたしテンションが上がりました!
結婚式をし子供も出来て落ち着いてしまった光一の前に、憧れの先輩の神谷が現れコンペ対決…、と思いきや共同でコンペに挑むことになったのも良かったです!

最終話は、新入社員の男女が描かれます。
言ってみれば、エレンと光一の後継者的な存在です。
なおかつ、現在の光一らやエレンらのエネルギッシュな様子も描かれる、非常に明るい終わり方でした!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「左ききのエレン」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #左ききのエレン #かっぴー #nifuni #天才

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