漫画「コウノドリ」感想（完結作品を語る! #412）
｢コウノドリ｣(鈴ノ木ユウ)
連載期間 2012～2020年（モーニング）
昼でも夜でも、おはようございます！音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶（ネットカフェ）で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「コウノドリ」は、丁寧に描かれた産科医療漫画。
全32巻。マガポケというアプリで全話無料で読めます！
妊娠出産に関する様々な問題をマンガエンタメに落とし込んでいます！
主人公は温和で冷静なんですけど、情緒的なピアノ弾きの人気ミュージシャンという裏の顔を持つ鴻鳥サクラ。
信念はありつつ正しさをあまり声高に叫ばないので誰もが寄り添いやすい主人公です。
序盤の、一つの話から次の話がつながっていく感じは作者のこだわりなんでしょうね。
ありっちゃありですし、一つの問題ごとに話を分けてほしい気もしなくもないです。
ところで、
NICU（エヌ）と呼ばれる、ICU（集中治療室）の新生児版などはほぼ知らない世界で驚きもありましたし勉強にもなりました！
そして、
災害医療もですし、続編の新型コロナウィルス編など現実の出来事を基に描かれた話もあり、その行為には敬意の念を抱きました！
あと、
助からないパターンも丁寧に描いているところに作品の質の高さを感じました！
さらに、
長期連載ということで、先生達も成長や変化していく、そういった人間ドラマも見応え充分です！
ということで、
ドラマだけ見て原作マンガを読んでいない人に、妊娠出産について勉強しておきたい人に、
マジメさとエンタメ度の塩梅が近いと思うので「JIN-仁-」が好きな人にもオススメです！
・終わり方について（ネタバレなど気にする人は読後に確認してください）
最後の話は、
主人公の母と同じように妊娠発覚するもガンも判明し、でも子供を諦めガン治療に専念はせず、両方頑張る人の話。
それぞれの努力の甲斐あって出産は無事に済み、そして、三年後。
白血病の再発はなく、子供も元気に育っています。
病院はというと、より妊婦らに寄り添ったものになっていて、
最後は子供が新たに生まれたとの同僚の報告からの、「よかった」と満面の笑みの主人公サクラでお開きです！
教科書にしたほうがいいんじゃないかという良作でした！
2022年に連載された続編の「新型コロナウイルス編」は後日、語りますのでお楽しみに！
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「コウノドリ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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