9日目 目標管理

目標管理は正直なところあまり機能している実感はありませんでした。

昨年度まで、ほぼ機能していませんでした。

目標に対する自己評価を期末に書くのですが、期初に曖昧な計画を立てて、期末にやったこと、できたことに対して後付けで目標を具体的なものに改定して、あたかも目標にいい感じ到達した感じするというやり方がデファクトスタンダードになっていました。

なんでこんなにも意味のないものになってしまったのかというと、目標に対する自己評価をする期限が、査定の後で、査定のインプット情報になっていない。

そのため「もう査定は終わってるから、適当に書いておいて」という状態になってしまっていたからです。

この問題点はどの課の課長も気付いていました。

あーだこーだ言っても、人事部がこの問題点を長年放置していました。

査定に使わない目標管理を適当に作って、やったか、やらないかだけは管理されているので、やったことにしておこうと問題先送りをし続けていました。

この問題に対して、やっと今年度から人事制度の大幅な改定が行われ、ちゃんと書かないと査定に影響する様になりました。

個人ではなく、チームで年単位の目標を立てて、毎月進捗を確認していくことになりました。

本来なら月初に前月までの進捗を確認するのですが、私が新任して月初はバタバタしていたので来週やることにしました。

と言っても、前任者が計画を立てたので、進捗確認だけですが。

「自律的に目標を立てて、主体的に取り組む」ということを意図してやっています。

しかし、仕事は次々と降ってくるし、横槍も入るので、今までの与えられた仕事を期限までに対応するというスタイルからは簡単に脱却はできていないと思います。

なので、目標管理と言いつつ、コーチングに徹すること。悪い方向に行きそうでも、自分たちで起動修正できるか?見ながら助言していく必要があります。

「自律的に目標を立てて、主体的に取り組む」ができると管理する人は楽になります。仕事の進め方が標準化されていれば、管理する人はいらないかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?