「自分嫌い」がしぶとくこびりついて離れない
今までも特別自分を好きでいられたわけじゃなくて、どっちかっていうとむしろ嫌いな方だった。でも最近になって私の「自分嫌い」がかなり頑固な感情だってことに気が付いた。
そうはっきりわかったのは、自己診断では骨ストだと思ってた私に友達から言われてウェーブ疑惑が浮上したとき。
はじめにことわっておくとどの骨にもそれぞれの骨の良さがあるし、メリットもあればデメリットもあると思う。一般的には「デメリット」だと言われるポイントでも、見方を変えればすごく魅力的な部分だったりもする。だからこれから私が骨についてああだこうだ言うのはあくまでも主観で、特定の骨格タイプを下げるつもりはさらさらないのでそこんところはよろしくお願いします。
その上で言うと私は個人的には華奢!細!薄!なウェーブに超憧れているのでストレート(仮)なのがあんまり嬉しくなくて。今世は諦めてダイエットに励むとして、来世はウェーブとナチュラルのミックスでウォニョンみたいなハチャメチャモデル体型がいいなーなんて思ってました。
なのにいざ自分にウェーブの可能性が出てくると、途端にウェーブに魅力が感じられなくなった。足長くて膝下すらっとしてるストレートの方がいいじゃん、ウェーブなんて…とまだ自分がウェーブだって決まったわけでもないくせに嘆いてしまったくらい。
もちろん、ないものねだりとか隣の芝生は青く見える現象が起こってるとかそういう面もあるだろうけど、私の根本には自分を好きになれない気持ちがあって、そのせいで自分の骨格が嫌になるんだろうなって思った。「ストレート」が悪いわけでも「ウェーブ」が悪いわけでもなくて、それの持ち主が他でもない「私」だから嫌悪感を抱くのだ。
その法則に気が付くと、今までの自分の感情にもすとんと納得がいった。
例えば新しい服を買って、その服がだんだん馴染んできて自分の手持ち服の一員になるとする。そうすると次にその服をお店で見かけたときにどうしようもなく微妙な気持ちになる。買うときは本当にその服が可愛いと思ってたはずなのに、いざそれが「私の服」になってから改めて洋服を客観視してみるとあのときの感情がひどく色褪せてしまう。その服を買って着ているのが他でもない「私」だから。
こんな風に筋金入りの自分嫌いとお付き合いしているわけですが、それでもそこそこ毎日楽しいし、自分が嫌いっていう重たい感情のせいで潰れそうになったことは多々あるもののぺったんこに押し潰されて再起不能になったことはまだない。
まだないけど、いつか来るかもしれないその日のために、こすってもこすっても落ちないしぶといしみみたいなこいつをどうにかこうにか綺麗にしようと奮闘しつつ、一方でこいつも含めて自分だよね~っていうゆるゆるマインドを育ててもいる。
あとは、そういう色んなこと全部をぽーんと放り投げて、頭を空っぽにして気楽に過ごせる安全地帯をたくさん用意している。私にとってそれはオタクをすることだったり、本を読むことだったり、欲しい物を買って散財することだったり、友達と遊びに出かけることだったり、ただ部屋のベッドでぼんやりすることだったり、まあその時々によって色々。
そういう風な私が胸を張って自分が好きだって言いきれる未来なんて来るのかな~。来てほしいような、来ないでもいいような。「Love Myself」しなきゃいけないんじゃないかって焦ったこともあったけど、今はあんまりそういう気持ちはない。そういう未来を待ってるだけじゃ無理だってことはわかってる一方で積極的に掴み取りに行くのもしんどいし、こいつとは騙し騙しで付き合っていくのがちょうどいい。こんな風に答えが出ない感情に向き合ったり向き合わなかったりしながら毎日を過ごしています。
とはいえ私は妙なところでプライドが高いというか負けず嫌いというか弱みを見せたくないというかそういう性格なので、普段はこういう諸々を隠してなんでもないような顔して生きてるし、きっとこれからもそうしていくんだろうなって想像がつく。
もしこういう気持ちにちょっぴりでも共感してくれる人がいたなら、顔も名前もわからない赤の他人同士だけど戦友みたいな気がして嬉しいです。一緒に扱いづらいけど簡単に手放すこともできないこの感情と上手いこと仲良くしていきましょう🥂⸝⋆
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