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  • Thoth Tarot

    トート・タロットについての解読中の情報や個人的な考察・見解をまとめたものです。

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    Materia Prima Oracle とサビアンシンボルの対話。 宇宙の構成要素である「元素」と天体の詩であるサビアンシンボルは、きっとどこかで繋がっているのかもしれません。

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Welcome to Moon Garden

♢ 月の庭へようこそ ♢ ここは「大切な何か」を探し求める旅の入り口です。 今もし可能ならば、タロットカードを手にとって、そっと机に並べてみてください。 きっとそこには、あなたの「内なる世界」が表現されているはずです。 カードは、私たちが普遍的な経験を語ることのできる共通言語として、 人生の「物語」を作る手助けをしてくれます。 そして私たちは、シンボルを操り、物語を語ることで、真の「意志」を探し当てる「魔法の力」を得るのかもしれません。 自分自身と再び繋がることで、

    • コートカード

      The Court Cards 人物カードとも呼ばれるコートカードですが、デーカンと小アルカナの頁でも触れたように、これらのカードが持つ「属性」を一つ一つ紐解いていくと、そこにはまるで実際の「人間」のような複雑な性質が姿を現します。 4つのコートカードのうち、【Knights】【Queens】【Princes】のカード12枚は、それぞれが10度ずつ30度セグメントの性質を持ち合わせます。つまり、これらのカードは小アルカナ3枚のカードと非常に深く関連しているということです。

      • デーカンと小アルカナ

        Tarot and Astrology Correspondences トート・タロットがお手元にある方は、カードに記されている占星術のシンボルにきっと気付かれることでしょう。そして、その意味を研究していくうちに、実はタロットの小アルカナ全体が、占星術の概念と見事に結びついている、ということが明らかになってくるかと思います。 タロットと占星術を結びつけるシステムは、4つのスート、4つのエレメント、カバラの4つの世界、サインとデーカン、ルーラーなど、様々な要素が絡み合った構

        • トート・タロットの構造

          The Structure of Thoth Tarot マルセイユ版タロット(以下 “TdM” と表記します)やライダー・ウェイト・スミスタロット( こちらも以下 ”RWS”と表記)と同様に、トート・タロットも大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の合計78枚で構成されていますが、トート・タロットにおいては【カードの名称の違い】というのが、まずは何よりも大きな特徴かもしれません。 大アルカナは「アテュ」と呼ばれることもありますし、小アルカナを「スモールカード」と呼んだりもし

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        Welcome to Moon Garden

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        • Thoth Tarot
          7本
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          魔術師の4つの力

          The Four Powers of the Magus アレイスター・クロウリーが、真の意志( True Will )を発見するための手段として「魔法・魔術」を推奨したことは先にお話ししましたが、ここでは、クロウリーの魔術の実践を成功させるために必要とされる【魔術師の4つの力】について話したいと思います。 クロウリーが創設したテレマ(Thelema)ですが、そもそもこの「テレマ」という言葉には、ギリシャ語で「意志」という意味があるそうで、また、クロウリーが 真の意志(

          魔術師の4つの力

          トート・タロットとは何なのか?

          What is Thoth Tarot? トート・タロットは、テレマ(Thelema)の創設者として知られ、20世紀初頭に影響力を持ったオカルティスト、アレイスター・クロウリーによってデザインされました。 クロウリーの下絵をもとに画家のフリーダ・ハリスが、クローリーの解釈と彼女のビジョンを再現し、イメージするというスタイルで、1938年から1943年にかけて制作が進みましたが、実は制作者の存命中には出版されることはありませんでした。しかしながら、クロウリーが執筆し、ハリス

          トート・タロットとは何なのか?

          クリスマスが終わってからケーキを作るあまのじゃく。それでも楽しくて、おいしいのだし。こうあるべき、というのはけっこう柔軟性に飛んでいていて、どうでもいいことなのかもしれない。

          クリスマスが終わってからケーキを作るあまのじゃく。それでも楽しくて、おいしいのだし。こうあるべき、というのはけっこう柔軟性に飛んでいていて、どうでもいいことなのかもしれない。

          旅の終わりと始まり

          XXI THE UNIVERSE から再び 0 THE FOOL へ。 「無」 奥義を究めたにも関わらずそのことをすっかり忘れてしまったかのようにワームホールの淵に立つ THE FOOL。 その姿を追いかける私たちの前に現れる(かもしれない)風景のことを書いています。 お時間ある時にでもお付き合いくださったら嬉しいです。 月

          旅の終わりと始まり

          力の「根源」のこと

          かつてそれぞれのカードに私が勝手に充てがったイメージを、一度「真っさら」にしたいと思うようになっていました。意味の「与え易さ」ゆえに解釈が狭まっていく感覚がどうしても付き纏い、その不快感を切り離したいと考えたのだと思います。 今まで手を出さなかったトートタロットを迎えたのは、そんな理由からでした。慣れ親しんだものとは違う視点でタロットのことを観ることができたなら、私が見つけられないでいた「真の姿」がそこに立ち現われるかもしれない。そんな風に思いながらカード一枚一枚と向き合っ

          力の「根源」のこと

          月の庭

          皆さま、大変ご無沙汰しております。 今までにないような類の「揺さぶり」の時間は、仕事や生活、他者との関係やパブリックな活動における「これからの私」の姿に嫌が応にも目を向けさせ、同時に「私」という人間の一部でもあるタロットとの付き合い方をじっくりと見つめ直す時間ももたらしてくれました。 そんな中、ふと「タロットそのもののことをどこかにしたためておきたい」という想いが湧き上がってきまして、自分が書き残したものをいつでも読み返したり引っ張り出したり、直したり補ったりできるような

          沼の出口

          Tau に至る 「十字架」を意味するこの径は展開された立方体であり、 折り込まれていた時には見えなかった、隠された7番目の面の存在を伝えている。 そして、そこにはこの物質世界で生きていくための「魂の意志」が書かれている。 旅の始まりと終わりは一つであり、 自分こそが「自身の源」であることを発見して輪を閉じるのだけれど、 その「閉じ目」が更なる未知の世界への扉となっていることを今はもう知っている。 束の間の安堵と未知なるものへの不安。 知らないものへの「怖れ」は、未

          沼の出口

          7.23.2021 コンステレーションというか、 今までかき集めてきたものがここへきてつながってきたような。 もう少しで「沼」から出られるかな。

          7.23.2021 コンステレーションというか、 今までかき集めてきたものがここへきてつながってきたような。 もう少しで「沼」から出られるかな。

          悩みの構造

          とめどなく溢れる感情は、 その鳥が放つ甲高い音によって一瞬流れを止める。 我にかえるよう促すその声は、 きっともう立ちあがる時であることを伝えていて、 その瞬間、とても現実的に、そして冷静に世界を観る目が戻ってくる。 この姿勢のままでいたいのならそれもいいけれど、 それはそれでつらくない?と。 「時」を告げる鳥の声。 しゃがんだままでいるのか、それとも立ちあがるのか。 すこぶるシンプルであるが故に他者には手出しすることが許されない、 自分にしか決められないこと。

          悩みの構造

          双方向の祈り

          手にしたりんごを眺めながら、 「さて、どんな風に美味しくしようかしら」と、心ときめかせるようなことがあるのだと思います。 ここで語られる「りんご」は、お店にキレイに並んでいたところをお金を払って手に入れたものではなくて、あなたが手をかけて育てあげたもの、といった様子です。 つまり、その「成果」というのか、ようやく手に入った材料、というのか、ちょっと前までぼやっとしていた輪郭に、今回具体的な「形」が与えられたことによって、今できる最善のものの姿が浮かび上がってきた、という

          双方向の祈り

          力が加わる方向、のこと

          皆さま、大変ご無沙汰しております。 一ヶ月近く、ここを留守にしてまして。 揺り戻しの時間といいますか、「自分以外の何者か」になりきろうとしていた私自身と、それを取り巻く環境が不協和音を奏でつつも前進していくという、非常に「気持ちの悪い」時間の中に身を置いておりました(笑) そんな中にあって「自分」への納得、のことを説いてくれた友人。 私にとても大事なヒントを与えてくれたのだ、と思っています。 今回は7月へ突入していく私たちに届いているお手紙、です。 あなたの心に「ぽっ

          力が加わる方向、のこと

          不安な時には、 温かいもの、のことを考えるようにしています。 もふもふの猫とか、 湯気の立っている飲み物とか、 お気に入りのブランケットとか、 空に浮かぶ大きな手、のこと。 冷えていた心に、 温度がちょっとずつ戻ってくるおまじない。

          不安な時には、 温かいもの、のことを考えるようにしています。 もふもふの猫とか、 湯気の立っている飲み物とか、 お気に入りのブランケットとか、 空に浮かぶ大きな手、のこと。 冷えていた心に、 温度がちょっとずつ戻ってくるおまじない。