The Court Cards
人物カードとも呼ばれるコートカードですが、デーカンと小アルカナの頁でも触れたように、これらのカードが持つ「属性」を一つ一つ紐解いていくと、そこにはまるで実際の「人間」のような複雑な性質が姿を現します。
4つのコートカードのうち、【Knights】【Queens】【Princes】のカード12枚は、それぞれが10度ずつ30度セグメントの性質を持ち合わせます。つまり、これらのカードは小アルカナ3枚のカードと非常に深く関連しているということです。
デーカンと小アルカナ
Tarot and Astrology Correspondences
トート・タロットがお手元にある方は、カードに記されている占星術のシンボルにきっと気付かれることでしょう。そして、その意味を研究していくうちに、実はタロットの小アルカナ全体が、占星術の概念と見事に結びついている、ということが明らかになってくるかと思います。
タロットと占星術を結びつけるシステムは、4つのスート、4つのエレメント、カバラの4つの世界、サインとデーカン、ルーラーなど、様々な要素が絡み合った構
トート・タロットの構造
The Structure of Thoth Tarot
マルセイユ版タロット(以下 “TdM” と表記します)やライダー・ウェイト・スミスタロット( こちらも以下 ”RWS”と表記)と同様に、トート・タロットも大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の合計78枚で構成されていますが、トート・タロットにおいては【カードの名称の違い】というのが、まずは何よりも大きな特徴かもしれません。
大アルカナは「アテュ」と呼ばれることもありますし、小アルカナを「スモールカード」と呼んだりもし
The Four Powers of the Magus
アレイスター・クロウリーが、真の意志( True Will )を発見するための手段として「魔法・魔術」を推奨したことは先にお話ししましたが、ここでは、クロウリーの魔術の実践を成功させるために必要とされる【魔術師の4つの力】について話したいと思います。
クロウリーが創設したテレマ(Thelema)ですが、そもそもこの「テレマ」という言葉には、ギリシャ語で「意志」という意味があるそうで、また、クロウリーが 真の意志(
What is Thoth Tarot?
トート・タロットは、テレマ(Thelema)の創設者として知られ、20世紀初頭に影響力を持ったオカルティスト、アレイスター・クロウリーによってデザインされました。
クロウリーの下絵をもとに画家のフリーダ・ハリスが、クローリーの解釈と彼女のビジョンを再現し、イメージするというスタイルで、1938年から1943年にかけて制作が進みましたが、実は制作者の存命中には出版されることはありませんでした。しかしながら、クロウリーが執筆し、ハリス
XXI THE UNIVERSE から再び 0 THE FOOL へ。
「無」
奥義を究めたにも関わらずそのことをすっかり忘れてしまったかのようにワームホールの淵に立つ THE FOOL。
その姿を追いかける私たちの前に現れる(かもしれない)風景のことを書いています。
お時間ある時にでもお付き合いくださったら嬉しいです。
月