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まあさんと一緒 おやつまだかな?

「ママー!おイモちゃんまだ?」

お絵描きをしながら待っていたまあさんは、もう待てないというように水に浸かっているおイモちゃんをジッと見つめている。

「そうねぇ。もういいんじゃない?

まあさんは、お水をこのカップにいっぱい入れてくれる?」

「いれたー。いっぱいになってるからこぼれるよ?」

「次は、このお鍋におイモちゃんとまあさんが計ったお砂糖を入れてくれる?」

「うん。おイモちゃんおなべにいらっしゃい?いいこいいこ!おさとうをいれるよ。あまくなるねぇ。おイモちゃん!」

「まあさん!こぼさなかったね!すごいよ?次はお水も入れちゃって!」

「はーい!ジョボジョボーッ。おイモちゃんのプールはあまくてつめたいの!わたしはあったかいプールがいいなぁ」

まあさんは、おイモちゃんに話しかけています。

「おイモちゃんも、温まるよ?」と言いながらママは火をつけた。

「中火で柔らかくなるまで煮ていくよ」

「グツグツにこんでおいしくなあれ!」

まあさんは、待ってる間は歌う事にしたのか、おイモちゃんの歌と言って歌いだしました。

「おイモーおイモーあまーいおイモーはやくにえてーおイモちゃん」

何回も繰り返し歌うまあさん。

おイモちゃん…

そろそろ柔らかくなったかな?

「まあさん、おイモちゃんつぶしてみる?」

「うん!やる!」

「熱いから気をつけてね!はい、これを使ってね」

ママは、つぶす為に使うマッシャーってヤツをまあさんに渡した。

ママが鍋を押さえてまあさんがつぶしていく。

「もういいよ!ちょっと味見してみて?」

ママは、つぶしたおイモちゃんをスプーンにのせてまあさんの口元へ。

「あつっ!あまーい!おいしいよ?ママもたべてみて?」

今度はまあさんがママに、アーンしてあげたよ。

「熱々ウマウマね。お砂糖足さなくてよさそうね。」

「うん!」

「次は、おイモちゃんをなめらかーになるまで混ぜ混ぜするよ。

弱火にかけて焦がさないように…

危ないからママがやるね?」

ママは、火を弱火にセットして木べらでクルクルおイモちゃんをまぜまぜ。

「まぜーまぜー。おイモちゃんまぜよ」

まあさんは歌いながら見学している。

「まだかなぁ。おいしくなったかなぁ。あつあつのおイモちゃん!」

「おイモちゃんがなめらかになりましたよぉ。火を止めます!

まあさん!バターを入れて混ぜてくれる?」

「バターはいります!まぜーまぜー。

いっぱいまぜるの?」

「あっ!大事な物を忘れてた!まあさん!ストップ!」

ママは慌てて冷蔵庫から何かを取り出した。

黄色いアレだよ!

レモン!

レモンを入れ忘れたらおイモちゃんの色が汚くなっちゃうんだって。

ママは、レモンを半分に切ってしぼり始めました。

「まあさん!コレ入れて混ぜたら出来上がりだよ?」

「まーぜーまーぜー。レモンちゃんも、まぜまぜー。もう、できたの?」

「おイモちゃんジャムの出来上がり!今からおイモちゃんジャムをクッキーに塗って食べまーす」

「おイモちゃんジャムいっぱいぬりまーす」

ママとまあさんは、クッキーにおイモちゃんジャムを塗ってパクリ。

お味はどうかな?

「おいしー!おイモちゃんのあじ」

「美味しいね!」

まあさんも、ママも大満足。

おイモちゃんは、美味しいジャムになりました!

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