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2023年7月の読了本

魔女のスープ -残るは食欲-

数ヶ月間かけてちまちまと、主に夜寝る前の時間帯に読んでいました。

不必要に多すぎる情報量が全く無く、阿川さんの緩やかで美味しい日常を読んで微睡ながらクスッとできる感じが、寝る前の読書に心地よかったです。

タイトルにもなっているスープ( = アガワ流・バベット・スープ・ド・ポアソン)は、真似して作ってみたいなあと思いつつも、
あらゆる残りものを鍋に投入して、出来上がった赤茶色のスープ、は再現できるものなのかどうか…
スープ・ド・ポアソンのレシピを検索して作ってみる方が良いのかも?

映画『バベットの晩餐会』も気になります。あとで調べてみよう。

ほかにも、「蘇るホットドッグ」のザワークラウト入りホットドッグを作ってみたいし、「初スパム」のスパムむすびも作ってみたい。
「スープ七変化」の鶏のスープも真似してみたいです。

凍える島

近藤史恵さんのデビュー作。

近藤さんの本は何冊か読んでいて、わりと語り口が好きで読みやすい。自分に合ってる作家さんなのかなーと思っています。

私がこれまで読んできた近藤史恵さんの作品は、『ビストロシリーズ』や『清掃人探偵キリコシリーズ』など、日常の謎がメインの作品ばかり。
あとは10年以上前に読んだ『サクリファイス』もかなり好きだなーという記憶と、爽やかな印象だけ残ってます。最近クロスバイクに興味があるし、久しぶりに読み直してもいいかも。

一方で今回の『凍える島』は、無人島で殺人が起きてしまうという、日常の謎とはかけ離れた作品。
タイトルの”凍える”というニュアンスからも伝わってきますが、淋しくて哀しい物語でした。
デビュー作はこんな感じだったんだなあ。

近藤さんの作品で次に読みたいのは、『スーツケースの半分は』。
あとは解説の中で挙げられていた、初期の頃の作品も気になります。

クローズドサスペンスヘブン

タイトルと表紙と帯を見て、これは絶対イッキ読みしたくなるやつだな…と思いながら購入した本。

案の定後半をイッキ読みしてしまい、その日は寝るのが遅くなりました。
ミステリー読み終わった後に、そんなにぱっと切り替えて入眠はできないっていうね。分かってたんですけどね。止められませんでした。

全く知らなかったのですが、新潮ミステリー大賞の最終候補作が文庫化した作品とのこと。
最終候補作が書籍化、ってかなりすごいことですよね…?けど納得の面白さでした。

主な登場人物6人のうち、2人が表紙のイラストに描かれています。
ヒゲオ(主人公っぽい)とメイドさんはこんな感じなのね〜〜と想像しながら読んでいました。
ほか4人のイラストもあったら面白い気がする。
特にポーチさんとヤクザさんはどんなキャラデザになるのか気になります。
自分の想像の中でのキャラデザはあるのですが。

新潮社さんのWebサイト、すごくシンプルでキレイなデザインだし、検索結果で1番上に出てくるのが素晴らしい。

卒業生には向かない真実

読みました。

SNSで「嘘でしょ…」というような感想を見かけるたびに、どんな物語が待ち受けているんだろう?と気になっていて、購入後すぐに読み始めました。

後半に差しかかったあたりで、「ピップ、嘘でしょ…」という感想の意味が理解できました。

この3部作の始まりを読み始めたのが、昨年の夏。
夏休みに、ホテルで読み耽る用の一冊でした。

一作目の『自由研究には向かない殺人』は、夏にぴったりなすっきりサッパリした印象です。

二作目の『優等生は探偵に向かない』は、すっきりしてもサッパリ、とはならなかったです。

今作はすっきりもサッパリもしないしできない、ピップの決断を見守ることしかできない作品でした。

あまり多くの言及は避けたいですが、この三部作を通して、ピップのことを見届けられてよかったです。

あとはラヴィはとにかく信頼できるいいひと。これが一番の感想のような気もします。

マギの感想も書きたかったのですが、また次回……

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