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自分の焦りを自覚して、なだめすかす。

自分を客観視するもうひとつの目、みたいなものを、私が獲得したのは、30歳くらいだったと思います。…遅!
はっきりとこの日ってポイントがあるわけじゃないけど、20代の間は結構自分の目線だけで生きてきた気がします。
端的にいって、視野が、超狭かった。

母親になって、ここではこう振舞うべきだみたいな、自分をコントロールする必要性が高い場面が増えたこともあって、客観視するスキルを磨かざるをえなくなった。

それに、子供を育てるというめっちゃ重責タスクを抱えていると、自分の感情のままに動くことはずいぶん制限されます。
いや正確には、私が感情のままに動くとしわ寄せが子どもにいくから、それはヤだな、という感じですね。

そんな日々を過ごしている内に、ふと気が付いたことがあって。
それは、「あ、私焦っているな?」とか「この気持ちは一時的な焦りであって、これに振り回されてはいけないぞ」とか、自覚できるようになっていたんです。
そういう風に自覚ができると、この焦りをとにかくいったん冷却しよう、と試みることができるんですよね。ババーーっと走ってしまわないで済む。
で、何度も経験している内に、自分用冷却ノウハウが貯まっていく
ひとまず目先の焦りを冷却して自分のペースを取り戻すことができれば、そこでゆっくり考えられるので、より自分の本当に近い気持ちに沿った行動を練ることができる。こんな快適は、無い。


10代20代までの若い頃は、この目先の焦り・怒りにパクっと飲み込まれていました。
それで目先の感情で動くので、本質的な解決にはならないような行動に出てしまって自己嫌悪、もしくは正当化。
頭のどこかでは本質的に解決していないことに気付いているのか、モヤモヤが蓄積していたような気がします。
あんな、モヤモヤドロドロの鉛みたいなものを腹ん中に溜める気持ち悪さは、二度と味わいたくない。絶対に戻りたくない。

てか、なんか変に焦ってるだけ、みたいな無駄な時間って、いつになったら無くなるんでしょうね…
なだめすかすというか、そもそも焦らなくなりたい…

まだまだ自分の理想の大人には程遠くて、解決したい課題はいっぱいあるけれど、一歩一歩確実に、楽しみながら進んでいきたいなと思います。


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