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「留め処」

時間はなぜか、停まらないけど
君のことだけは、忘れたくないから
ずっと端から、気づいてたんだけど
思ひ出もいつかは擦り減ってしまうから

風に消えないやうに、君の言葉を
雪みたく解けないやうに、君のことを
ただ、この詩にのせて
あとちょっと、ほんの少しでいい
君を明日に留めたいんだ
この夜が明けるまでは
           令和四年十二月四日

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