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「色ない日々」

澄み渡る蒼天井 色づく稜線さへ
僕の見る目に死んでゐた 六月の灰
アスファルトをたたく雨音
水滴を滑らす庭の紫蘇
風に揺らぐ蜘蛛の巣網
薄墨の雲が目に垂れたのか
まう涙はでない ただ降る

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