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「手記」について

 始めたばかりで様々な人がご覧になって下さるようで、感謝感激です。今更ながら恥ずかしい文章を掲載したと戦々恐々しています。あれは東京の大学を卒業後、文章で身を立てる志ばかりが肥大化して、肝心の就活などを一切行っておりませんでした。当時の私は文章を書き続ければ、いつか人生は開けるなどと勝手気儘に考えていたのです。
 しかし同じ志を持った同輩たちが、なんと次々に職を決めていくではありませんか。気づけば私は一人だったのです。独りだったのです。
 時は既に卒業を控えた3月になっていましたから、幸いにも取得していた教員免許で東北の片田舎の中学校講師として、なんとか職を得て今に至っています。
 大東京から一転して地方で意欲のない職に就き、本当にやりたいこととは…を常に問いかける鬱屈とした時期に書かれた手記です。ここから今日までよくもまあ生きてこられたものだと感心すらします。
 作品ばかり載せるのも良いのですが、やはりこういった小噺も補足程度に駄弁っていきたいと思います。ではまた

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