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強さは打ち勝つではない

強い人になりたかった。

と、いつか書いた気がする。

その”強さ”はどんなにへこたれても、打たれても、這いつくばってでも上へ上へと昇っていくことだと思っていた。自分一人で戦いにいけることだと思っていた。それが私の思う”強い人”で弱い人を守り、助ける人に憧れた。

でも、それは本当の強さではないんだと思う。
強さでなくて、弱さを恐れて隠したい。あわよくば無くしたい。
自分の弱さを守って固めているだけだったと思う。


今思う“強い人”は、自分の弱さを理解している人。弱さを認めて受け入れて、できることで貢献する人、助ける人。できないことは誰かに頼れる人。“人”という字を体現するように支えあう関係「ありがとう」を言い合える関係を作れる人だと思う。弱い人を守るんじゃない。弱い部分は支えあえる。それができる人が“強い人”なんじゃないかと思う。

大学生、やっと自分の思う強い人に近づいていると感じていた。周りから頼られ、助けることができている、なにかあってもどうにかできるようなスキルや人望もあったと思う。でも、私は苦しくなるのを感じていた。憧れに近づいているような気がするのに、心が疲弊しているのを感じた。私は他人の弱さは受け入れられたりしても、自分の弱さは認めることすらできなかった。なんでもやっていた。
弱さを隠そうとしていた。向いていることも向いていないことも、そんなことすら考えずただやるしかないと、ひとり、こなしていた。

“強さ”の意味を履き違えていたんだとやっとわかったよ。


改めて、私は強い人になりたい。

自身の弱さを認めたい。受け入れたい。

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