ラブホテル
10代の頃 「その街のラブホ全制覇」 なんてくだらないことをやっていた
毎週土曜の夜はラブホ利用 ほぼ池袋は「制覇」していた
その日も池袋で 夜映画を観て 知り合いの店で飲み ラブホへ
部屋に入る前からゾワゾワとし 部屋に入ってすぐに「異臭」に気が付いた
フロントに電話をし部屋まできてもらう
「ねずみか何か死んでるんじゃないですか？」
でも 電車もなくなった時間帯だったし
他に部屋も空いていなかったので そのまま泊ることに…
当時の彼は 私よりもいわゆる「霊感」のようなものがあり
お互い声に出すこともはばかられるくらいの「何か」を感じていた
無言のままメインルームを出て
バスルーム横の簡易ベッドで まんじりともせず朝を迎え 始発で帰った
家についてテレビをつけたら
「ラブホのベッド下から女性の白骨死体」のニュースが…
モザイクが掛かっていたが まさに私たちがいたホテルだった…
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