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出家願望

どんなことに於いてもそうですが

「当事者」みたいな立場を長くやっていれば
「部外者」の気楽さに憧れるという気持ち

わかりみが深すぎる

病気をして社会からすっかり離脱し
「女」を離脱し
今はお気楽な毎日なのだけど
最近は「出家」する夢ばかり見るので
そろそろ人間界からの離脱願望が強いのかも知れないw

「出家」と聞いて思い出す人物がいる

   家田荘子氏

「潜入取材」しての体当たり作家
「極道の妻たち」を書いた人
「イエローキャブ」という言葉を世に拡めた人

売れっ子作家でありながら
いつだったか彼女も出家した

当時は「ドキュメンタリーを書き過ぎて
都合の悪い人物にでも狙われてるのかな」
なんて本気で心配した記憶がある

彼女には一度会っている

正確には
後から「本人だったんだ」と気がついたw

某街のコーヒーショップ
斜め向かいに座る女性
何故かずっと微笑みかけてきて
「ビアン」な方に好かれやすい私としては
「……またか」なんて思っていたw

わたしも相当小柄なのだが
その私が驚く程の小柄具合

そしてこれも私の「引き運」なのだが
その時手にしていた本が

「私を抱いてそしてキスして」

彼女が某国にて1年間
エイズ患者と暮らしたお話の本だった

それにしても「出家」だと尊く感じるのに
同じ人間離脱でも
「ジサツ」だと悪に感じるから不思議

これからは「出家したい」を積極的に使っていこうと思うw笑


#日記 #コラム #エッセイ #ひとりごと #出家 #家田荘子 #私を抱いてそしてキスして #推薦図書

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