出家願望
どんなことに於いてもそうですが
「当事者」みたいな立場を長くやっていれば
「部外者」の気楽さに憧れるという気持ち
わかりみが深すぎる
病気をして社会からすっかり離脱し
「女」を離脱し
今はお気楽な毎日なのだけど
最近は「出家」する夢ばかり見るので
そろそろ人間界からの離脱願望が強いのかも知れないw
「出家」と聞いて思い出す人物がいる
家田荘子氏
「潜入取材」しての体当たり作家
「極道の妻たち」を書いた人
「イエローキャブ」という言葉を世に拡めた人
売れっ子作家でありながら
いつだったか彼女も出家した
当時は「ドキュメンタリーを書き過ぎて
都合の悪い人物にでも狙われてるのかな」
なんて本気で心配した記憶がある
*
彼女には一度会っている
正確には
後から「本人だったんだ」と気がついたw
某街のコーヒーショップ
斜め向かいに座る女性
何故かずっと微笑みかけてきて
「ビアン」な方に好かれやすい私としては
「……またか」なんて思っていたw
わたしも相当小柄なのだが
その私が驚く程の小柄具合
そしてこれも私の「引き運」なのだが
その時手にしていた本が
「私を抱いてそしてキスして」
彼女が某国にて1年間
エイズ患者と暮らしたお話の本だった
*
それにしても「出家」だと尊く感じるのに
同じ人間離脱でも
「ジサツ」だと悪に感じるから不思議
これからは「出家したい」を積極的に使っていこうと思うw笑
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