見出し画像

強く在りたいと思う私の弱さ

世間が自粛ムードになり、なぜだか落ち着いた気分になった。それはわたしが元々部屋でゆっくり過ごすことを求めている人間だからなのだろうか。いつも通りの日常はアクティブな人、インドアな人等様々で、休みの日にひとりで部屋にいることに対して無意識のうちに劣等感を抱いていたのかもしれないな、なんて思うのだ。

今、みんなが「おうち時間」として楽しんでいることは私にとってはどちらかというと当たり前の日常であり、仕事も休みになるわけではないので社会の非日常と私の日常を上手くチューニングして生活しているという次第である。

ところでひとりで過ごすとどうしても「考える」時間が生まれてしまう。これは本当に厄介なものでネガティブになればなるほどネガティブに引きずられてしまう。しかし自分と向き合うという面から考えれば自分をよく知ることに繋がるので悪いことばかりではない。

ふと思い出したピザの話である。
恋人とピザを食べることになったとして味はどうやって決めるだろか。
わたしは今まで相手の好き嫌いも考慮しないと…と相手の好みに合わせてピザの味を決めることばかりだった。そりゃ妥協も必要だし、合わせられる好き嫌いが少ないわたしの意見はここは必要ないかな、なんてね。相手の反応をみて、これが美味しそう!と目を輝かせてたら、いいね、それにしよう!って言ったりね。

こういうとき、恋愛が上手な人は「わたしはこれが食べたい!」って言えるんだろうな〜。なんて考えてしまうのだ。
いいなぁ、言えて。羨ましいなぁ。合わせてばかりじゃなくて、嫌われる怖さも厭わなくて、ってそもそもそんなことで嫌われるって過剰に恐れるのがおかしいんだよ?好きだから付き合ってるんだよ、なんで自分の意見を言ったくらいですぐに180度針が振り切って嫌われるなんて考えちゃうの???なんて。頭ではわかってるのに、心はいつもびくびくしてるの、なんでだろう。

強く在りたいのに、と思えば思うほどわたしの心は弱っていく。

ありのままでも許されたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?