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屋上で

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なぁ、僕が生きている意味、あるのかな。 悩みで頭がいっぱいになって、突然いなくなりたくなるんだよ。
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屋上で3/3

屋上で3/3

少しだけ日差しが強くなってきた。空を漂う大きな黒い怪物の姿はとっくに遠くに消えていた。「ぼくは、お前に必要とされたかったよ。」ふいに出た言葉に思わず口をつぐんだ。
大輔は笑っていなかった。
「そういえば、どうしてお前は、あの時からぼくの前に現れたんだ?」
「俺は…飛び降りたあと、死んだはずなのに、身体はもう無いはずなのに、生きていた頃と同じような感覚で、気付けばこの世界に漂っていた。
いろんなもの

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屋上で2/3

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その日から3ヶ月後のちょうど今日みたいな天気の日だった。よぉ。と何事も無かったような顔で大輔はぼくの前に現れた。
ぼくの頭はおかしくなってしまったのか、それともぼくは知らないあいだに死んでしまったのか、訳のわからない状況にフリーズして、瞬時にぼくの脳みそは考えることをやめた。

「…ど、どうしてお前がいるんだよ。死んだんじゃなかったのかよ。どうしてお前は死んだんだよ。どうして、大輔…どうしたんだ

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屋上で1/3

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「なぁ、ぼくが生きている意味、あるのかな?」
薄い青の絵の具をさっと滑らせたような空を見上げてふと、つぶやくと、隣で大輔はふふ、と笑った。「生きる意味?そんなのお前にしか分からないよ」
「…何で空は青いんだ?」「爽やかな気分になれるためじゃない?ジメジメもせず、眩しすぎず、今日みたいなこんな天気が好きだな」
こいつはそういう奴だ。ぼくが何を聞いても馬鹿にするわけでもなく、特別心配もせず、ひょうひょ

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