お日様と私(夢の中編)

太陽さんと私の思い出話しをひとつ

今から20数年前のことです


夜いつも通り

スヤスヤと眠っていた時、

私は夢を見てました…


何故か、私は

宇宙空間にフワフワ浮いているのです

そして、目の前には

バカデカい太陽さんがあったのです

まったく熱くはありませんでした


…なんか変な感じでした


太陽さんと私が

見つめ合っているみたいなんです


しばらく心地良い時間が流れました…


すると太陽さんは

つるんとした球になりました

綺麗な色…赤色とオレンジ色が混ざったみたい


はぁ〜、と

私は感嘆の溜め息を吐いたのでした


するとその時です

お日様の丁度真ん中の所から

何かが出てきました


ん?何だろうと

目を凝らしたのです

それは

段々と私の方へ近寄ってきました

こ、これは!

などとびっくりする代物では

ありませんでした


しかし、今となって改めて考えてみると

意外や意外…

中々のものだったんじゃないかと

思っています


それは何かと言いますと…

短い数式でした

あまり勉学が得意でなく

さっぱり心当たりがございません


ただ、感覚としてありましたのは

なんだそういうことだったのか!

という、

圧倒的な腑に落ち感でした

今まで生きてきて

あれほどの快感と安心感は

感じたことがありませんでした


残念なことに

その数式は思い出すことが

出来ません


いったいあれは

なんだったのでしょうか…

もう一度、

太陽さんと夢で会って

教えて頂きたいものです



…あっ、すみません

これは

フィクションでした


最後までお読み頂き

あい、ありがとう