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【イケメンが好きな女性へ贈る言葉】

「二枚目」とは、江戸時代の歌舞伎用語に由来する。

・一枚目:主役:そのまま主役。「一枚看板」という用法もある。「書き出し」と言われる。
・二枚目:色男:優男で色事担当。美男子。
・三枚目:道化:お笑い担当。
・四枚目:中軸:中堅役者。まとめ役。
・五枚目:敵役:一般的な敵役。
・六枚目:実敵:憎めない善要素のある敵役。
・七枚目:実悪:巨悪 ラスボス 全ての悪事の黒幕。
・八枚目:座長:元締め。

このようなわけで、歌舞伎では美男子というと、美しく見せるべく化粧で白く塗っていたため、「二枚目」という言葉は「優男」の美男子を意味するようになった。今で言うとイケメンだ。ただ、いまのイケメンは、どちらかというと、二枚目と三枚目を併せ持つ人が多い。二枚目半がイケメンなのだ。また「二枚」を使った言葉には、次のようなものもある。

前と食い違うことを平気で言うこと。
うそを言うこと。 矛盾したことをいうこと。

これを「二枚舌を使う」という。

いまでは「詭弁を使う」でも当てはまるように思う。要するにその場その場、この相手あの相手と調子よくコロコロ行くことを玉虫色に平気で変える人のことを「あの人は二枚舌を使う」と言うわけです。この二枚舌という言葉は決して相手を褒める場合に使う言葉ではなく、当然のことながら、多分にその対象を非難したり批判したりするニュアンスの含まれた言葉です。仏教用語で二枚舌はもともと「両舌」といい、仏教の説く「十悪」の一つにカウントされているほどの悪行である。十悪は、人の行為から三種類に分類できる。

■身による悪
 殺生 生きものの生命を奪う。
 偸盗 与えられていない他人の財物を取る=盗み。
 邪婬 よこしまな男女の交わり。
■口による悪
 妄語 嘘をつく。でたらめを言う。 
 綺語 無意味、無益なことを言う。
 悪口 他人を傷つける言葉。陰口、中傷。
 両舌 他人の仲を裂く言葉。
■意(心)による悪
 慳貪 財物などをむさぼり求める。異常な欲。
 瞋恚 いかり憎む。
 邪見 誤った見解。

組織は一枚板でなければならないと言われるが、最近は、二枚板くらいの方が、柔軟性があって、気転が働き、うまく進む場合があるようだ。恋愛は一番好きな人としても、結婚するのは、二番目に好きな人がいいともいうくらい。僕は二枚目ではないけれど、、、好きな人の体温を二度くらいあたためる優しい男になりたいな。

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