9ヵ月妊婦の倹約家細胞。
産休に入ってまず、図書館に行った。
とにかく、時間を気にせずどっぷり活字の世界に浸ろうと思いとりあえずエッセイ2冊、ラノベ1冊を借りた。
本はけっこう読む方だけど、なんせ久しぶりにしっかり時間が取れるのでリハビリもかねて読みやすそうなエッセイをチョイス。
ここ数年でエッセイを自分でも書いて応募していくうちにプロが書いたエッセイが大好きになった。
普段は繊細なガラス細工のような丁寧な文章で物語を書き上げる作者も、エッセイになると一気に人間味を帯びる。
やや砕けた柔らかな語り口で意外な私生活や日常を書きあげた1冊はなんだか妙に親近感がわいて愛おしい。
三浦しをん先生のエッセイが読みたくて、図書館で検索をかけたが、生憎貸し出し中とのこと。
仕方ないのでふらふらしてると、偶然読みやすそうなエッセイを発見。
作者の方も初見で存じ上げないけれど、1章が2ページと短めで読みやすそう。
とりあえず同じ作者の方を2冊借りた。
タイトル通りの日常の小さなもやもやを真摯に受け止め暮らしやすくしていくエッセイ。
この作品で、初めて岸本先生の本を手に取ったけれどなかなか読みやすい。
あまりに読みやすぎて、1日で借りてきた2冊を読み終えてしまった。
次の日は休館日でその翌日は月に一度の本の整理日らしく休館。
早く岸本先生の他のエッセイが読みたくてムズムズしている。
やることないなぁと思っていたけど、夫が結局毎日昼帰ってくるので、家にあるものでささっと作る。
前まではお弁当で、人手が少ない月曜だけお弁当を持っていくがあとは帰ってくるらしい。
私もぐうたらしてられないので、家にあるものでチャーハンだったり、麺類を湯がく。
お弁当と違って残り物を駆使できるけれど、
こう毎日はレパートリーが尽きる。
自分1人だったら、納豆ご飯とかふりかけご飯、さらっとお茶漬けですませられるけど。
産休に入って2日目には髪をバッサリ切りに行った。
いつも行く近所のチェーンの美容院。
自転車で10分足らずが、歩いたら30分くらいかかって息が切れた…
おかしいな数日前まで朝から夕方まで立ち仕事して、退勤後30分は駅まで歩いていたのに。
美容院ではとにかく短めに切ってもらうつもりだったが、完成後は短かすぎて引いている…。これから育児に終われる身なので長持ちするにこしたことはないけれど。
久しぶりに行ったら、20%off割引になり少し心が潤う。
夏らしく髪を明るく染めたい衝動に駆られたが、私の倹約家細胞が我慢せよというので我慢した。
服も今のところ間に合わせのワンピース2枚とサロペットパンツの3着をローテしてしのいでいる。
マタニティー服は1枚だけ。
授乳口がある産後も使えそうな小花柄のワンピースをネットで、春先に買った。
よそ行き用のそれは、春先に私の誕生日をかねた鎌倉旅行に着ていき、その後も最近Snow Manの東京公演コンサートに来ていた地元の子と会うときに着ていった。
そんな感じでちょっと可愛いマタニティー服も1枚あるとなにかと使える。
出番がなかったら退院した時に着ようと思ってたが、意外と使い込んでいる。
マタニティー下着は初期と中期に買ったけど。
妊婦になってから自分の本は買わなくなった。
セコイかもしれないが、本屋で立ち読みしたりして本欲を満たしている。
ベイビーが生まれたらいろいろ絵本を買ってあげたくて、日々エッセイを書いて投稿し、参加賞の500円分のアマゾンギフト券をもらい、ちまちま蓄えている。
夫の髪が伸びてきて、床屋に行くように進めたがなかなか行かない。
伸ばしたいのかなと様子を伺っていると、なにやら、バリカンとYouTube動画を持ってきて私にレクチャーしてきた。
嫌だ嫌だと言いながらもバリカンを握り風呂場に。
なんとか切りはじめ、だんだんに楽しくなってくる。
無事に終わり、夫も仕上がりに満足したようで、私に1000円をくれた。
多少おかしくなってもスタイリング剤をつければわからないだろう。
初めてにしてはなかなかうまくできたはず。
9ヵ月妊婦人生初バリカンを握る…。
私は不器用だと思っていたけれど、やればできるのだと夫は言う。
料理は調理師学校を出ているし、免許もあり仕事にしているので人並みちょとくらいにはできる。
ちょくちょくマツパに通っていたが、一人暮らしをしていてお金に余裕がなかった頃は、セルフマツパキットを買ってちょくちょくマツパをしていた。
プロにやってもらうほうが綺麗にできるし、楽チンだが、1人でひたすらちまちまグルーに睫を貼り付ける作業は嫌いじゃないし、最近のYouTube動画は大変分かりやすいし、不器用なりになんとかなる。
マツパキットはモノにもよるけどだいたい5000円くらい。お店でやると一回でそのくらいかかるから、(キットだと数回セット)得だ。
倹約家細胞のおかげで器用貧乏になったといえる。
夫の散髪、私の美容。
あとは食費を削りたいけれど、いかんせん季節の果物は美味しいし、国産のお肉魚にこだわりがある。
無農薬、オーガニック的なとこまでは求めてないけど、我が家の食費はエンゲル係数が高めなのかも。
料理は私の趣味であるし、おかし作りもちょくちょくしている。外食の頻度が低めな分よしとして、週7千円でやりくりしている。(夫の昼代こみ)
これを高いとかみるか、安いとみるか…。
衣食住のなかで、私は食に重きを置いているのでまぁよしとする。
今後ベビーが増え、出費がかさみ、立ち行かなくなるようなら削ればよいのだ。
私たち夫婦はアルコールは飲まないので、削るとしたら風呂上がりのアイスや夫のコーヒー、私のおやつなどか…。
器用貧乏も悪くない、夫の散髪代はとりあえず削れそうだし、私の趣味の読書も図書館通いに変えたのでいい感じである。
あまりセコセコしすぎるのも、心が貧しくなるのでほどほどにしようと思う今日この頃である。
とりあえず、ナイキのサンダル7千円は今年は諦めがついた。
9ヵ月妊婦だし、厚底だし。
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