『わたしの旅ブックス』シリーズ紹介 4
『わたしの旅ブックス』シリーズとは
各分野で活躍する著者が「旅」をテーマに綴る読み物シリーズ『わたしの旅ブックス』は、人生を豊かに彩る旅の魅力と醍醐味を一人でも多くの人に伝えることを目指し、紀行、エッセイ、ノンフィクションなどのジャンルで刊行しています。
これからも様々な著者が多彩な「旅」を綴っていく予定ですが、これまでに刊行したシリーズ、36冊を紹介していきます。
4回目は、森まゆみさんの『会いにゆく旅』から、吉田友和さん『シしりとりっぷ!』/前川健一さん『プラハ巡覧記 風がハープを奏でるように』/中村伸一さん『ようこそドラマチックジャーニーへ』/森まゆみさん『本とあるく旅』/小林希さん『旅が教えてくれた 人生と仕事に役立つ100の気づき』までの6冊を紹介します。
『会いにゆく旅』著/森まゆみ
大好評『用事のない旅』に続く、森まゆみの傑作旅エッセイ第2弾。
伝説のタウン誌『谷根千』の編集人として活躍し、その後、評伝などを中心に数多くの作品を上梓してきた著者。
これまでの長い作家活動の中で、さまざまな媒体に発表した紀行文の中から選りすぐったものを一冊にまとめた。
町歩き、聞き書きの名手ならではの、いまでも色褪せない紀行文集。
人に出会い、町に出会い、風景に出会い、美味に出会う……
旅がとりもつ不思議な縁を滋味あふれる文章で紡いだ旅の傑作選。全て単行本未収録。
目次
●第一章 一生ものを見つける
●第二章 湯の町でのんびり
●第三章 うまいものをさがす
●第四章 古い町をぶらぶらあるく
●第五章 いざ東北へ
森まゆみ
1954年東京生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒業。 1984年に友人らと東京で地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊、2009年の終刊まで編集人を務めた。 歴史的建造物の保存活動にも取り組み、日本建築学会文化賞、サントリー地域文化賞を受賞。 著書は『鴎外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『「即興詩人」のイタリア』(JTB紀行文学大賞)、 『「青鞜」の冒険』(紫式部文学賞)など多数。
『しりとりっぷ!』著/吉田友和
奄美大島㋮→㋮マチュピチュ㋴→㋴ユーレイルパス……。
しりとり形式で旅まつわる60のエピソードを紹介!
世界中を旅する著者が旅先で出会ったこと、驚いたこと、オススメ情報、旅の楽しさ、旅への想いをしりとり形式で紹介。
国内外問わず、旅にまつわる様々なエピソード&アイディアがぎっしり詰まったエッセイ60本を収載。
筆者の“旅の引き出し”の多さに驚くとともに、旅の魅力を再発見できる旅エッセイ集!
目次
奄美大島、マチュピチュ、ユーレイルパス、スタンプラリー、リピーター、タイ、インジェラ、ラッキープラザ、ザック、クルーズ、ズーム、ムンバイ、衣類、インド、ドラクエ、LCC、SIMフリー……
吉田友和
1976年千葉県生まれ。2005年、初の海外旅行であり新婚旅行も兼ねた世界一周旅行を描いた『世界一周デート』(幻冬社)でデビュー。その後、超短期旅行の魅力をつづった「週末海外!」シリーズ(光文社新書)や「半日旅」シリーズ(ワニブックスPLUS新書)が大きな反響を呼ぶ。現在も精力的に国内外を旅しながら執筆活動を続けている。
『プラハ巡覧記 風がハープを奏でるように』著/前川健一
「歴史」「建築」「鉄道」「食」「音楽」……
好奇心のおもむくままに、歩いて、見て、調べて、考えた、旅の記録。
歴史を感じさせる「新市街」の建築、「プラハの春」が生んだ音楽、素朴で味わい深い家庭料理。
元祖バックパッカーである著者が、チェコ・プラハに1ヵ月間滞在。
毎日街を散歩する中で出会った、プラハの多様な魅力を語りつくす。
知的好奇心を刺激する、大人のためのプラハ旅行記。
目次
プロローグ 夢の中でも
第一章 プラハへ
ドミトリー/誰も気候の話を信じてはならぬ/散歩のガイドブック/
チェコの英語/チェコ語/チェコとプラハの基礎知識
第二章 鉄道と駅の話
マサリク駅/プラハ本駅/地下鉄/料金/シェコダ/霧の中、ひとり
第三章 マルタ・クビショバーとベラ・チャフラフスカ
マルタ・クビショバー/ベラ・チャスラフスカ
第四章 チェコの食文化
家庭料理/クネドリーキ/野菜/トンカツとコロッケ/外国料理/コーヒー
第五章 建物を見に行く
国立産院/団地/パネラーク/郊外住宅図鑑/生活者の気分/キュビズム/
インターナショナルホテル/高層ビル
第六章 此頃都ニハヤル物
タイ・マッサージ/ベトナム料理店/すし
第七章 ティナと
ティナと/映画を見る/墓を探す
エピローグ 幸福な時
前川健一
1952年東京都生まれ。高校卒業後、建設作業員、清掃作業員、料理人をやりながら世界を旅する。1988年、東南アジアの食文化をテーマとした『東南アジアの日常茶飯』(弘文堂)で作家デビュー。1990年代、『バンコクの好奇心』(めこん)など、バンコクを中心とした東南アジアの旅行記を数多く著わす。
2000年『アフリカの満月』(旅行人)でJTB紀行文学大賞・奨励賞を受賞。2004年には「東南アジアにおける民衆の生活文化の理解に果たした業績」により大同生命地域研究特別賞を受賞。著書に『アジアの路上で溜息ひとつ』(講談社文庫)、『旅行記でめぐる世界』(文春新書)など多数。
『ようこそドラマチックジャーニーへ』著/中村伸一
人生を変える旅。
それがドラマチックジャーニー。
世界約70カ国を旅しながら22年間旅行会社を経営し、「旅行業界の異端児・カリスマ」と呼ばれた著者。旅には人生をドラマチックに変える力があるーーそう信じて旅を創り続け、数多くの仲間たちと旅を続けてきた。そんな著者が、自身の半生を振り返るとともに、旅に参加した数多くの仲間たちの声を集めて、旅の魅力を書き尽くしたのが本書である。旅が本来もっている大きな力に驚くとともに、今すぐ世界に飛び出したくなる一冊。
目次
1 旅をするために 俺は生かされている!
2 俺が創ったドラマチックジャーニーとは?
3 人生を変える旅 それがドラマチックジャーニーだ
4 ピンチをチャンスに変える旅 それがドラマチックジャーニーだ
5 感性を呼び覚ます旅 それがドラマチックジャーニーだ
6 マイナスをプラスに変える旅 それがドラマチックジャーニーだ
7 ドラマチックジャニーからドラマチックライフへ
中村伸一
1961年東京都生まれ。1996年に“旅行を売らない“旅行会社を設立し、そのユニークな事業活動で「旅行業界の異端児・カリスマ」としてマスコミに数多く取り上げられる。2018年、22年間経営してきた旅行会社を手放してフリーランスに。2019年からは「地球探検隊」の中村隊長として、トークライブや執筆活動を行なっている。また、これまでの旅の経験を活かして「未来を創る旅社(ミラタビ)」をつくり、新しい旅の提供やイベント等も開催している。著書に『引っぱらないリーダーが強いチームをつくる』(現代書林)、『感動が共感に変わる』(こう書房)、『感動を売る!』(ナツメ社)、監修本に『世界の仲間と旅する本。』(木楽舎)がある。
『本とあるく旅』著/森まゆみ
旅のかたわらには、
いつも本があった-
本を片手に、本に誘われるように旅を重ねてきた著者が、旅先での本をめぐる断想を綴ったエッセイ集。名作の舞台、作家の故郷、そして思いがけない本や物語との邂逅。「本と旅」をこよなく愛する著者ならではの視点と感性が光る。本に導かれて旅をすることの楽しみ、旅の風景の中に昔読んだ本の物語が蘇ってくる感動。読書の愉楽と旅の醍醐味を、居ながらにして存分に味わうことができる一冊。
目次
Ⅰ:なつかしい本を携えて
Ⅱ:気になる女たち
Ⅲ:旅で出会った本
Ⅳ:おやおやこんなところにいましたか
Ⅴ:はるばると来つるものかな
森まゆみ
1954年東京生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒業。 1984年に友人らと東京で地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊、2009年の終刊まで編集人を務めた。 歴史的建造物の保存活動にも取り組み、日本建築学会文化賞、サントリー地域文化賞を受賞。 著書は『鴎外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『「即興詩人」のイタリア』(JTB紀行文学大賞)、 『「青鞜」の冒険』(紫式部文学賞)など多数。
『旅が教えてくれた 人生と仕事に役立つ100の気づき』著/小林希
旅にでて、少しだけ自信がでた。自分を好きになれた。
旅作家として活躍する著者が、自身の旅遍歴を振り返り、旅の中で見つけた
「自分らしく生きるためのヒント」をまとめた旅エッセイ集。
自分らしさに気づく方法や、それを仕事や暮らしの中で生かしていくための方法などを、100のエピソードとともに紹介する。実体験の中から生まれた著者の言葉は、これから新しい世界へ踏み出そうとしている人の背中をそっと押してくれる。
こんな時代だからこそ必要な、明日への元気がもらえる一冊。
目次
Chapter.1 芽生え 旅のはじまり
Chapter.2 気づき 新しい世界
Chapter.3 成 長 旅の贈り物たち
Chapter.4 想 い 旅と仕事と人生と
小林希
1982年東京都出身。旅作家。立教大学卒。29歳のときに勤めていた出版社を退社し、世界放浪へ。その旅の顛末をまとめた『恋する旅女、世界をゆく』(幻冬舎文庫)で旅作家としてデビュー。以来、世界中を旅して訪れた国は60カ国以上になる。現在、日本旅客船協会の船旅アンバサダーを務めている。著書に『旅作家が本気で選ぶ! 週末島旅』『頑張る自分に、ご褒美旅を 週末海外』『今こそもっと自由に、気軽に行きたい! 海外テーマ旅』などがある。