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『わたしの旅ブックス』シリーズ紹介 1

『わたしの旅ブックス』シリーズとは

各分野で活躍する著者が「旅」をテーマに綴る読み物シリーズ『わたしの旅ブックス』は、人生を豊かに彩る旅の魅力と醍醐味を一人でも多くの人に伝えることを目指し、紀行、エッセイ、ノンフィクションなどのジャンルで刊行しています。

これからも様々な著者が多彩な「旅」を綴っていく予定ですが、これまでに刊行したシリーズ、36冊を紹介していきます。


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1回目は記念すべきシリーズ第一弾、蔵前仁一さんの『テキトーだって旅に出られる! 』から、下川裕治さん『旅がグンと楽になる7つの極意』/林望さん『旅ゆけば味わい深し』/国井律子さん『進化する私の旅スタイル』/木村東吉さん『ロング・ロング・トレイル』/森まゆみさん『用事のない旅』までの6冊を紹介します。



『テキトーだって旅に出られる!』著/蔵前仁一

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海外個人旅行の先駆者でバックパッカーの教祖と呼ばれる著者が、
特別な理由も準備も計画も必要なく、誰でも気軽に海外旅行を楽しめる心得を伝授。
持ち物から旅先での言葉、移動手段、物価、治安など、不安なく旅するための情報(方法)が満載。
本人書き下ろしのイラストとともに贈る、"蔵前節"炸裂の「誰でもできるバックパッカー入門」。
海外の最新事情も掲載し、海外旅行の知識がない人も、安心して旅に出たくなる一冊。

目次
第1章 旅へ一歩踏み出す
第2章 旅に持っていくもの
第3章 どこへ行くか
第4章 旅の言葉
第5章 旅の移動手段
第6章 旅先での過ごし方
第7章 旅の安全
第8章 旅の成功と失敗

蔵前仁一
1956年(昭和31)鹿児島県生まれ。旅行作家・グラフィックデザイナー。 慶應義塾大学卒業後、80年代初頭からアジア・アフリカを中心に世界各地を旅する。 個人旅行者のための雑誌、『旅行人』編集長を務め、多くの旅行作家を輩出、 バックパッカーの教祖と呼ばれた。 『新ゴーゴー・インド』や『新ゴーゴー・アジア』(ともに旅行人)をはじめ、 『旅で眠りたい』(新潮社)、『あの日、僕は旅に出た』(幻冬舎文庫)、 『よく晴れた日イランへ』(旅行人)など著書多数。



『旅がグンと楽になる7つの極意』著/下川裕治

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アジアを中心にバックパッカースタイルで旅をし、旅に関する数々の著作を世に送り出してきたベテラン旅行作家が、飛行機の選び方から現地でのコミュニケーション、移動手段、食事をする場所やトラブルが起きた時の対処法まで、海外旅行の極意を伝授。
シニア世代のための、誰でも実践できる"ラクして「海外ひとり旅」"を楽しむことができる旅行術を提案する一冊。
著者自身の撮影による写真と、お役立ちコラムも掲載。

目次
第1章 LCCには乗らない
第2章 ホテルは予約しない
第3章 同じ店に何度も通う
第4章 英語を喋らない
第5章 ホテルの部屋で夕食を食べる
第6章 下痢を怖がらない
第7章 Wi-Fiに頼らなくてもいい

下川裕治
1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。 慶應義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。 『12万円で世界を歩く』(朝日新聞出版)でデビューし、 以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、 次々と著作を発表している。 『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版) 『東南アジア全鉄道制覇の旅』(双葉文庫)など、著書多数。



『旅ゆけば味わい深し』著/林望

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観光地や名物には興味がない――。
旅と食に一家言をもつ著者が旅先で出会った美味を中心に、
思わず舌鼓を打った美味との邂逅を紹介。
リンボウ先生ならではの旅と食へのこだわりがちりばめられた極私的写真日記。
自ら撮影した写真と軽妙な文章が旅心を誘う。
掲載されている約100本のエッセイは、
この10年間に著者が書きためたブログから選りすぐったもの。
リンボウ先生ファンはもちろん、誰が読んでもおいしく楽しめる一冊。

目次
第1章 旅先で出会った美味
第2章 東京で出会った美味
第3章 飽くなき美味追求の”旅”
第4章 遠方より美味来たる

林望
1949年生まれ。作家・国文学者。 『イギリスはおいしい』で日本エッセイクラブ賞受賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞等受賞。『私の好きな日本』『どこへも行かない旅』などの旅の本のほか、古典論、エッセイ、小説、詩、能楽、料理等の著作多数。『謹訳源氏物語』(全十巻)で毎日出版文化賞特別賞受賞。



『進化する私の旅スタイル』著/国井律子

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伝説の女性ライダーが帰ってきた――。
年齢を重ね、家族や犬が増えても旅を続ける著者が自然体で見つけたさまざまなスタイル。
キャンパー、飛行機、自転車、そしてオートバイ。どんなカタチでも旅はできる!
旅好きな大人の背中を押す16の旅エッセイ。旅の合間の日常が見えるコラムも充実。

目次
▪旅して現在進行中
▪私とオートバイ
コラム 青春の場所
▪あこがれの世界一周
▪オーストラリア大陸の真ん中で、何かをさけぶ
コラム 機械と良好に付き合うために
▪息子と一緒のグレートジャーニー
▪縁が導く旅
コラム 私たちを教育すれば
▪月に一度冒険する!
▪親子で行く初めての“馴染みの島”
コラム スケベ虫
▪旅人のダイエット
コラム 弁当生活の夜明け
▪進化系野宿のススメ
▪決して悪魔に魂は売っていない
コラム おうちで花見
▪忘れじのサーフトリップ
▪送る側と送られる側
コラム 牡蠣に恋して
▪年を経ても楽しめる場所
▪オールマイティーな山
▪繰り返す旅

国井律子
1975年8月25日生まれ。東京都出身。旅のエッセイスト。玉川大学文学部芸術学科芸術文化専攻卒業後、ラジオレポーターなどを経てハーレー雑誌からエッセイストとしてデビュー。オートバイの他、旅、車、サーフィン、アウトドアなどの多趣味を生かしながらエッセイを執筆。著書に『放浪レディ』(求龍堂)『アタシはバイクで旅に出る。』(エイ出版社)『とうとうバイクで北米横断しちゃいました』(産経新聞出版)など。ボアエージェンシー所属。




『ロング・ロング・トレイル』著/木村東吉

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旅ランの先駆者でアウトドアの達人、
ファッションモデルでありながらエッセイストでもある木村東吉。
日本のキャンプブームやアウトドアファッション、マラソンやトレッキングブームを牽引してきた著者が、走ること、歩くこと、旅することに改めて向き合い、その軌跡(トレイル)を綴った。
題材は海外でのトレイルランやアドベンチャーレースから、国内・家族旅行まで。
読めばきっと走り出したくなる。
ランナーや旅人の心に鮮烈に響く珠玉のエッセイ集。

目次
●ココロの扉
●第一章 旅へのあこがれ
”ただ地図を眺めるだけ”の旅
旅先でのつらい思いこそが醍醐味
初めてのアメリカで打ちのめされる
コラム1 旅の心得
●第二章 ランとの出会い
トライアスロンで出会った、理想の生活 〜ボーダー・トゥ・ボーダー〜
世界一過酷なレース 〜レイドゴロワーズ〜
コラム2 「スーパーエイジャー」について
●第三章 アドベンチャー・ライフ
トニーが教えてくれた「人生で大切なこと」
なにが本当の冒険なのか? 〜ヨセミテ・ビレッジ〜
座間味の少年が教えてくれたこと 〜河口湖へ〜
初めてのキャンプ
コラム3 旅のワードローブ
●第四章 東吉流・世界の歩き方
トスカーナ・ルッカの街並み
パリのめぐり逢い
スイスの底知れないポテンシャル
太陽の下で漕ぎ、星の下で眠る 〜アルゴンキン〜
プーケットのプールにて
コラム4 デジタルと距離を置く
●第五章 走って歩いて、旅をする
サンダルで神戸まで 〜ワラーチ・プロジェクト〜
コッパー・キャニオンを駆け抜けろ
アリゾナ・ロングドライブ 旅は人生の目的そのもの
悠久なる時を巡るグランドサークル
ハワイ・カララウの過酷なロングトレイル
リム・トゥ・リム 〜ヘビーデューティなハイカー〜
コラム5 小さな借りを返す旅
●第六章 ボクが旅に出る理由
日本を、ゆっくり歩く 〜日本再発見〜
穂高 友との約束の山
●あとがき

木村東吉
1958年11月16日生まれ。大阪府出身。ファッションモデル、エッセイスト。10代の頃からモデル活動をはじめ、上京後は『ポパイ』『メンズクラブ』の表紙を飾るなど活躍。30代よりアウトドアに活動の場を広げ、世界各地でアドベンチャーレースに参加。その経験を活かし、各関連企業のアドバイザーを務め、関連書籍も多数刊行。オートキャンプブームの火付け役となる。「走る・歩く・旅する」ことをライフワークとしている。現在は河口湖を拠点に執筆・取材、キャンプ・トレッキング・カヤックの指導、講演を行っているほか、「5LAKES&MT」ブランドを展開しアウトドア関連の商品開発を手掛けるなど、幅広く活動している。

『ロング・ロング・トレイル』は旅ブックスMAGAZINEで全文を公開しています!



『用事のない旅』著/森まゆみ

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エッセイの名手による旅をめぐる随想・紀行文集
旅を、ゆっくりと深く、自分らしく楽しむための流儀とは?
伝説のタウン誌『谷根千』の編集人として活躍し、その後、数多くの文芸作品を上梓してきた森まゆみ。
これまでの長い作家活動の中で、埋もれていた旅に関する文章を再収録。
町歩き、聞き書きの名手ならではのいつまでも色あせない珠玉の旅エッセイ集。

目次
I 一人旅の流儀
いつも町を旅してる/女の一人旅/”お一人様”のんびり旅
二度あることは三度ある/子連れ旅のあのころ/明治人になれる湯宿
女一人旅ならドイツ鉄道旅行/インドの夜行特急/土地の神さまにご挨拶
土地の声に耳を澄ます/穴水——見残しの町/夏の夜の音
キリストの涙/ホテル・オークラの思い出/私の好きな秘湯
歴史的建造物の宿/伝建が三つある町・萩/エアライン選び
せわしない日本のレストラン/関西のお嬢さんにはかなわない/大阪の町は「なんとなく巴里的」
無用な旅の極意
II 旅の空に踊る
軍手にクワ、竹の子堀りだ【愛知県・足助】/ニッコウキスゲ咲く七月の霧ヶ峰【長野県・霧ヶ峰】
牡蠣を豪快に焼く【北海道・厚岸】/朝霧たなびく湯布院で映画ざんまい【大分県・湯布院】
秋は日本海を見に行こう【山形県・鶴岡】/沖縄は十月【沖縄県・読谷村】
福島 山あいの濁り湯【福島県・高湯温泉】/忍者の里・伊賀上野【三重県・伊賀上野】
京都、雪降る路地をさまよう【京都府・北野天満宮】/唐津で悲恋の歌に酔う【佐賀県・唐津】
大阪食い倒れ旅行【大阪府・通天閣】/子規も漱石もつかった湯【愛媛県・松山】
温泉と山菜ときのこ【秋田県・小安峡温泉】/美しいもので心休ませる【静岡県・熱海】
東京から一時間半の極楽【神奈川県・鎌倉】/東京下町 路地で暮らす【東京都・谷根千地域】
巻末付録 森まゆみの古寺めぐり
庶民の寺・善光寺でお数珠頂戴
京の古寺で精進料理を食べ尽くす
あとがき

森まゆみ
1954年東京生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒業。1984年に友人らと東京で地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊、2009年の終刊まで編集人を務めた。歴史的建造物の保存活動にも取り組み、日本建築学会文化賞、サントリー地域文化賞を受賞。著書は『鴎外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『「即興詩人」のイタリア』(JTB紀行文学大賞)、『「青鞜」の冒険』(紫式部文学賞)など多数。近著には『お隣のイスラーム』(紀伊國屋書店)、『「五足の靴」をゆく』(平凡社)など。