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旅ブックスMAGAZINE|2023年3月記事まとめ


2023年3月に公開した記事を紹介します。



3月6日(月)
「全国最中図鑑」47 大内もなたん(山口県山口市)

中世、西日本の守護大名として勢力を誇った大内氏の24代目当主・弘世ひろよは、京の文化や情緒に感銘を受け、地形のよく似た山口盆地に、京都を模した街づくりを行なった。これが「西の京」山口の始まりである。
弘世は京の三条家から美しいお姫様を嫁に迎えるが、当時の山口は何もない田舎で、姫は華やかな都を恋しがった。そこで弘世は都から大勢の人形師を呼び寄せ、館いっぱいに人形を飾ってお姫様を慰め、喜ばせた。町の人々は館を「人形御殿」と呼び、弘世の愛妻家ぶりを伝えたという。



3月9日(木)
『都会の異界 東京23区の島に暮らす』 妙見島 〜江戸川モン・サン・ミシェル〜 | 高橋弘樹

映像ディレクター・高橋弘樹氏初の旅エッセイ。
ままならない人生、幸せとは?



3月13日(月)
【新刊試し読み】 『花嫁とゲバラを探して 〜南米婚活紀行』|北澤豊雄

旅ブックスMAGAZINEの人気連載「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」が書籍化されたことを記念して、試し読み記事を公開します。



3月16日(木)
【新刊試し読み】 『まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う』|鈴木裕子

在モンゴル日本国大使館の公邸料理人を務めた鈴木裕子さんの日本での初の著書『まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う』が2023年3月15日に発売されたことを記念して、本文の一部を公開します。



3月20日(月)
「全国最中図鑑」48 とまやの最中(大分県杵築市)

大分県北東部の国東半島の南端にある杵築市は、江戸時代の風情が色濃く残る城下町である。この町の代表的な商家である苫屋とまやは、享保年間(1716〜1736年)に創業した老舗のお茶屋で、お茶一筋に営業を続けること約280年、現在の当主は10代目になる。



3月23日(木)
【日本全国写真紀行】38 岩手県二戸市浄法寺町

 日本の代表的な工芸品として世界にも知られている漆器。磨かれた木地に漆を何度も塗り重ねることで完成する。漆は、傷をつけた漆の木から滲み出た樹液を集めたものだが、いまの日本では98%が輸入で、国産は全体のわずか2%にすぎない。その国産漆の約6割を生産しているのが、二戸市の浄法寺地区である。



3月27日(月)
第12橋 竜神大吊橋(茨城県)|吉田友和「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」

 季節感が強すぎる内容は、この橋旅連載ではなるべく避けるようにしてきた。読んでくれた人が行こうと思ったときに、季節外れだとまるで参考にならない記事になってしまうからだ。それゆえ、今回取り上げる竜神大吊橋は特例といえる。一言でいえば、紅葉の名所である。



3月30日(木)
【日本全国写真紀行】39 山形県西村山郡大江町左沢

 江戸時代、上方や江戸とをつなぐ西廻航路の港として栄えた酒田。その酒田と内陸の米沢をつなぐ最上川舟運航路が開かれたのは元禄七(1694)年のこと。以来、最上川流域の各地域はその恩恵を受けて大いに隆盛した。そのなかの一つが、山形県のほぼ中央、村山平野の西にある大江町左沢である。元禄期には米沢舟屋敷が置かれるなど、大変なにぎわいを見せていたという。



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