ポカリ片手に。
暑い日が続くので熱中症注意(ネットニュースにて)
わたしは一度、熱中症になったことがある。
なんだかフラフラするな〜、喉渇いたなーと思ってたんだけど、大学の定期試験の直前だったので、そのまま教室に行こうとしたときに目眩で倒れそうになった。
あまりこういうことがないので、熱中症になったことがなくても、これは多分熱中症かなと思った。
とりあえず、購買でポカリスエットを買った。
試験を欠席すると、(あまり覚えていないが)出席点やレポートで代行、再試験…などがあったような気がするが、少なくとも得にはならないと思っていた。
特に、このときの試験でどうしても一定以上のランクが欲しかったので(その後の進路に関わる)欠席はできなかった。
(今思うと結構危険な橋だったような気がする)
ポカリスエットでなんとか一コマめの試験を終えた。
その後、それでもふらふらが治らなかったので、大学近くの病院へ行き、事情を話した。
医師の診断はやはり熱中症。
「あと一時間後の試験に出たいんです」
大学近くだったので、おそらく同じような学生がいる(?)のかは定かではないが、横になって点滴をしてもらった上、最大限に点滴の落ちるスピードを上げてもらった。
それでも点滴が終わるまで待ちきれなかったので、8割を残してまた次の試験へ行った。
幸い試験結果も体調も問題なかったものの、「絶対に覚えているだろう回答」が出てこなかったり、なぜか一問飛ばしていたりと後々見るとちょっと怖い結果になっていた。
この年は猛暑で熱中症で体調を崩す人がとても多かった。
テレビでも度々注意がされていた。
最近では、熱中症注意のための対策(ポカリや日陰で涼む等…)がふつうに言われているが、
わたしが中学高校の頃は今ほどは言われていなかったような気がする。
合宿は炎天下の中、基礎練習。朝6時前に起きて早朝練習、朝ごはんまでろくに水を飲まなかった。朝練から夕方にかけての練習も、昼食で飲むお茶と水道水程度。たまにポカリコップ一杯だった。
何しろ合宿所が自然豊かなところにあるため、「ちょっとポカリ買ってから行くね」というわけにもいかない。
また、「ポカリは粉から作ったほうが美味しい」という伝統があった。(笑)今思うと「…?」と思うところもあるが、誰もそれを不思議に思わなかった。
粉からといっても、そんなに丁寧に作ってられない。昼過ぎくらいに、一、二年生が目分量(大量の水)に粉を入れて作り、コーチやOGに配る。冷静に考えれば「ちょっとだけあまじょっぱい水」なのだが、あのころはとても美味しかった。
しかし「なんかもう自分の分作るのいいや〜」となって飲まなかったり、暑すぎて「今飲む気しないから、下の子から飲んでいいよ」となったり…。
一人や二人は必ず「体調不良(熱やめまい)」で帰宅していた。風邪かな?なんて暢気なことを思っていたが、今思うと……。
幸い誰も大変なことにはならずにすんだが、ふと、「別に飲まなくてもいいや」という癖がついてしまっていることに気がついた。
「あんなに暑くても飲んでなかったし、これくらいなら大丈夫だろう」という、間違った安心感。
今年はアウトドアもできなさそうだけれど…。
山登りの、散歩の、ハイキングの…休憩中に飲むポカリはやっぱりおいしい。
(本当は、喉渇いたー!おいしい!と、思う前に飲まないといけないんだけれど)
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