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「食でもスポーツでも。SDGsに関心を持つきっかけは何でも構わない」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

10月10日のブラウブリッツ秋田戦は爽やかな秋晴れでサッカー観戦日和となりました。
9月末に全国的に緊急事態宣言が解除されてから初めてとなるモンテディオ山形のホームゲーム。コロナ禍にあってこれまでホームゲーム観戦を自粛されていた方も少しずつスタジアムに足を運んでくれるようになり、今後の盛り上がりにも期待が持てそうです。
試合前の場外イベントでは、「奥羽本戦」にふさわしく、3×3バスケやBMXのパフォーマンス、将棋体験コーナー、モンテマルシェなど様々な催し物が行われましたが、SDGsに関連したブースも多く展示されていました。

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グランデミートはお肉と変わらない味

こちらのブースでは、山形県新庄市にある「株式会社 食の力(チカラ)コーポレーション」様によるグランデミートハンバーグ試食会が行われました。
グランデミートは、牛肉ではなく大豆を原材料にすることによって畜産肉に替わることができる代替肉です。
SDGsが掲げる17の目標の一つ「飢餓をゼロに」には、世界的な食糧不足という問題があります。生産性が低いとされる畜産肉に替わる食品を開発することで、水不足や穀物不足の問題を解決しようとする商品がこのグランデミートになります。

この美味しそうなハンバーグの原材料は90%以上が大豆。そこにお肉と肉の旨味をかけ合わせることで、本来の畜産肉とほとんど変わらない味を作り出しています。
  
モンテディオ山形のホームゲームでユニバーサルスポーツのゴールボールを体験したことがきっかけに、最近SDGsにも興味をもったという高橋さん一家。
気になっていたもののなかなか手を出せなかったという奥様は、試食のグランデミートハンバーグを食べ、「90%が大豆というのは信じられない。食感が普通のお肉とほとんど変わらない。大豆の味は全然しない」と驚いていました。
お子さんも「おいしい」と笑顔をみせていて、子供でも安心して食べられる味となっています。
私も試食してみましたが、ふわっとした食感と柔らかさがあり、一般に売られているハンバーグの味そのもの。大豆の味や風味も感じられませんでした。
 
現在、このグランデミートを全国に広めるためのクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/grande-meat)が行われています。
おいしいお肉を食べるだけでSDGsの活動に貢献できるグランデミート。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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余っている食品を有効活用。フードドライブでの食料支援。

こちらのブースで行われていたのは「やまがた福わたし」様主催のフードドライブです。
フードドライブというのは、家庭にある食品を持ち寄り、フードドライブ団体を通じて、食の支援を必要としている方に無償で配る活動です。ずっとあるけど開封していない食品、家の中を探してみると意外とありますよね。そういった余っている食品を有効活用して、本当に必要としている人への支援にするのが、この活動の趣旨になります。
全国にあるフードドライブ団体とJリーグとのコラボ企画は、これまで甲府、水戸、京都、金沢など各クラブで行われていて、モンテディオ山形とのコラボは今回が初めてです。

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持ち寄られた食品は、カップ麺などのインスタント食品やカレーのレトルト食品、パスタ、そうめん、お菓子、缶詰、調味料など様々。145名のサポーターから、512点の食品を持ち込んでいただきました。
これらの食品は、年末に向けて県内で行われる緊急食糧支援プログラムに組み込まれて、県内の生活困窮者への支援に活用されます。

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SDGsブースからもモンテディオ山形を応援中!

SDGsブースは、SGDsに関する様々な活動や商品、企業を紹介していますが、モンテディオ山形への応援も欠かさず行っています。現在、SDGsパートナーの株式会社ミズサワセミコンダクタ様による、モンテディオ山形への応援メッセージが込められた応援弾幕を作成しています。
弾幕には、「山形一丸!いぐべJ1」「最後まで絶対諦めない」といったJ1昇格への熱い思いや「ヴィニシウス 南頑張れ!」「中原輝選手大好き!」という選手への応援など、サポーターの気持ちのこもったメッセージが寄せられていました。
ブースを通りがかった女子高生のサポーターの方も寄せ書きに参加。「FIGHT!」「頑張れ!モンテディオ」といったメッセージを書き込んでくれました。
この寄せ書きは次のホームゲーム以降も受け付けていて、埋まり次第、チームを通じて選手の元へと届けられるそうです。
皆さんも選手たちへのメッセージを送ってみませんか?

最後に 
参加者:1511人、来場者(6779人)に対する割合:22.29%
 
好天にも恵まれた中、大勢の方にブースまで足を運んでいただきました。今回は普段行っているユニバーサルスポーツのような体験型企画だけでなく、グランデミートの試食会やフードドライブドライブなど、皆様の目を引きやすい主体的に関われる企画が多かったことも数字が伸びた要因かもしれません。
食でもスポーツでも。きっかけは何でも構わないと思います。今回のイベントを通じてSDGsに少しでも興味を持たれた方は、次回もぜひSDGsブースまで足を運んで、活動に触れてみてください。

モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.15  10月10日 vsブラウブリッツ秋田

ライター 
嶋 守生

●SDGsパートナー

株式会社エコスタイル
株式会社Kanatta
株式会社チェンジ・ザ・ワールド
豊島株式会社
株式会社ポチくる
株式会社笑子
イーレックス株式会社
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社カオナビ
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト

●ユニバーサルスポーツパートナー

株式会社庄内クリエート工業
株式会社QDレーザ
株式会社ライフエッグ
株式会社Innovation IFA Consulting