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【保存版】モンテッソーリ教育で重要な敏感期のわかりやすい年齢別まとめ

こんにちは、モンテ博士です。
この記事は少し難しいですが、モンテッソーリ教育をする上で必ず知っておくべき「敏感期」についてわかりやすくまとめました。
次の記事からは、実践編なので、今回だけがんばりましょう!!


モンテッソーリ教育の敏感期:子供の発達を理解しよう

モンテッソーリ教育は、子供たちの発達段階を尊重し、彼らが最も効果的に学ぶことができる時期を活かす教育アプローチです。この教育法では、敏感期(Sensitive Periods)と呼ばれる特定の時期が子供たちの学習に影響を与えます。以下では、敏感期の種類とそれに合わせた教育のアプローチについて説明します。

敏感期とは?

敏感期は、子供が特定のスキルや概念を学びやすい時期を指します。この期間中、子供たちは無意識に学習を求め、環境から情報を吸収しようとします。モンテッソーリ教育では、以下の敏感期が重要視されています。

敏感期の種類

敏感期の種類と内容まとめ

年齢毎の敏感期タイミング

さらに敏感期は年齢によって異なりますので、下記タイミングに合わせて知育を行なっていくことが重要です。

年齢別の敏感期タイミング表

敏感期毎の詳しい説明

ここからは覚えるのは大変ですので、保存などして必要な時に少しづつ理解することを推奨します!

話しことばの敏感期

  • 重要なこと: 周りで発される言葉、特にコミュニケーションのための言語に敏感な時期です。言葉の音や意味を吸収しようとします。

  • 親の心構え: 聞く耳を持ち、子供がコミュニケーションを取ろうとするときに注意深く聞きましょう。言語発達を促進するために読み聞かせや対話を大切にしましょう。絵本の朗読が最適!知育動画などもOK!

書きことばの敏感期

  • 重要なこと: 書くことに関する興味を持ち、文字や文字の形に敏感な時期です。文字を書いたり、文字を見て覚えようとします。

  • 親の心構え: 子供の興味を尊重し、文字や絵を通じて文字に触れさせる機会を提供しましょう。子供が書きたい時にいつでも描ける環境を用意することが大事!文字をなぞらせるおもちゃなどもOK!

感覚の敏感期(前期)

  • 重要なこと: 無意識に五感を使い、見たもの、聞いた音、匂い、味、感触など、すべてを溜め込む時期です。環境の情報を感じ取り、学びます。

  • 親の心構え: 安全な環境を提供し、子供が五感を通じて自由に探求できるようにします。特に本物に触れることが重要で、様々な質の素材や、生き物、自然など、室内・屋内問わず色々な物に触れるきっかけを作りましょう。

感覚の敏感期(後期)

  • 重要なこと: これまで溜め込んできた感覚を、秩序立てて整理・分類し、理解しようとする時期です。感覚情報を整理します。

  • 親の心構え: 子供が感覚情報を整理しようとするのを尊重し、時には見守り、時には一緒に考えながら、子供の論理的思考を発展させる手助けをしましょう。

運動の敏感期(前期)

  • 重要なこと: 粗大運動(はいはい等全身を使った大きな動き)と微細運動(にぎる・つかむ等手指の動き)を習得しようとする時期です。

  • 親の心構え: 安全な運動スペースを設け、子供の運動できる環境を作りましょう。落ち着きのない動きやイタズラのようなこともしますが受け入れて見守りましょう。どうしてもされたくないことは代用品などを見つけてあげることも重要です。
    子供はあなたの動きをとても見ているので、実演してあげることも重要です。

運動の敏感期(後期)

  • 重要なこと: それまでため込んできた動きを調節し、より洗練した動きを獲得しようとする時期です。

  • 親の心構え: 子供が新しい動きを習得しようとするのを尊重し、少し危なく見えてもやらせてあげましょう。
    しかし、動きも早くなり本当に危険なこともしてしまうので、ちゃんと見守り止めてあげることも重要です。

秩序の敏感期

  • 重要なこと: 順番、習慣、場所、所有物など、秩序に敏感な時期です。いつもと同じことにこだわります。

  • 親の心構え: 子供のこだわりを理解し受け入れましょう。わがままに見えますが、この期間が過ぎれば落ち着きますので、積極的に付き合いましょう。

小さい物の敏感期

  • 重要なこと: 小さい物に興味関心を持つ時期です。細部に注意を払い、小さなものを探求します。

  • 親の心構え: 子供の好奇心を尊重し、観察と探求をサポートしましょう。大人からすれば大したことがない物でも子供には「世紀の大発見」なのです。一緒に感動し褒めてあげましょう。

礼儀作法の敏感期

  • 重要なこと: 礼儀作法と社会的なルールを学ぶ時期です。自分や他人への思いやりや社会的なルールに敏感です。

  • 親の心構え: 日本にありがちな「周りに迷惑をかけない」「周りに合わせる」ではなく、「自分・他者・社会を大切にする心を育てる」ことを意識して教えてあげましょう。

数の敏感期

  • 重要なこと: 数をかぞえる、数字を読むといったことに興味を持つ時期です。数の概念を発展させます。

  • 親の心構え: 数の概念をしっかり教えてあげましょう。文字の数字、音で聞く数字、実際の数などを一致させることが重要です。
    知育玩具や知育動画などを使ったりすると効果的です。

文化の敏感期

  • 重要なこと: 自分の周囲にあるものごとに興味を持つ時期です。この世のあらゆるものに興味を持ち吸収し、理解しようとします。「なんでこうなるの?」「どうしてこうなの?」など疑問を尊重しましょう。

  • 親の心構え: いろんなところに遊びに行ったり、図鑑や本などをいつでも読めるところに開いたり、とにかくいろんな経験をさせてあげることを意識しましょう。

長くなりましたが以上となります!
全て覚える必要はありませんので、必要な時に読み返してお子様と一緒に楽しく知育していきましょう!


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