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バイク(の後ろ)に乗ってアラビ峠まで♪

ロッジの仕事を手伝いに来てくれていたシルヴァンさんが
良かったらお天気の日にバイクで出かけようよ!と誘ってくれた。

バイクの後ろに乗るのは結構好き!
でも以前、上司のフランクの運転で出かけた時はスピード出してたからか
Gのかかった重たいヘルメットを首で支えるのが辛すぎて景色を見る余裕はなく、翌日首の痛かったことったら。。。

なのでシルヴァンには最初からその辺のところよろしく頼むよ!と伝え、いざ出発。

 アラビ峠に映える大型バイク


オート・サヴォワ県とサヴォワ県の境目にある峠、
Col des Arabisコル・デ・アラビに到着!
ゆっくり走ってくれた割に、意外と近くて40分くらいだったかな。

お天気だから結構人がいるもんだな〜

峠はかなり有名でレストラン兼お土産屋さんが数軒並んでいる。

日本もそうだけどフランスでも
バイカーはみんなマナーが良い!

ちなみに、スクーター利用者は全く別物なので一緒にしないこと。

父がバイク好きだったり、姉も一時期大型バイクに乗っていたのでバイクは元々好印象だけど、今回でバイカー好感度さらに大!
追い越す時もちゃんと右足を伸ばして挨拶していくし、すれ違う時も手を
あげたり、首を頷くように挨拶。
後ろに乗ってる人も手をあげてくれたりする。

シルヴァンのバイクはSuzukiの1250cc

私とシルヴァンがバイクから降りてヘルメットなどしまっていると
若いカップルが寄ってきて
<かっこいいなー!このバイク欲しいんですよ〜。>と男の子。

さて、眺めのいいレストランでランチすることに。
結婚式を挙げた後のカップルが親族、お友達とパーティーをしていた。
こんな景色のいいところで結婚式、いいよね〜。

サヴォワの町、シャンベリーで数年前に参加したナオさんの結婚式を思い出した♪
あの時はまさか自分がサヴォワ地方に住むことになるとは思ってなかったな。

豚のフィレを頼んだ私。


シルヴァンはマグレ・ド・カナール 鴨肉をレアで。

運転しないので食前酒にキール(白ワイン+カシスリキュール)をいただく。
ちなみにシルヴァンは20年近く前にお酒とタバコ、両方一気にやめたそうで私の知る数少ないアルコールを飲まないフランス人の一人。

なぜか忘れてしまったけど、田舎の話になって
私がサヴォワのことを<カンパーニュ>と呼ぶとシルヴァンが
<ここはカンパーニュではないよ。自然は多いけどね。>と言ってきた。
<えっ、そうなの?>
<カンパーニュって言ったらさ、病院行くのに100kmとか車乗らないといけないところでインターネットもなかなか繋がらないようなところだよね。>だって。
じゃ、日本で言う僻地的なところだろうか。。。

10年前にフランス人の男友達を山梨の実家に連れて行ったことがあって
その時も私は<うちはカンパーニュだからね>って言ってたんだけど
到着してみるとフレデリックは
<ここはカンパーニュではないよね、provinceプロヴァンスって言うべきだよ。>って。
その時も、そっか、プロヴァンスね。(辞書では地方、田舎と訳されてる)と思った記憶が蘇る。
一生、フランス語の勉強は続く。。。

食後は周辺を散策。

奥にチーズとバターを直売する農家が!

気になるー!
一人だったら絶対この農家まで行ってチーズ買ってたな。。。

可愛いチャペルと牛たち♪

サヴォワ県やオート・サヴォワ県を走っているとこういう小さなチャペルがそこら中にある。
バロックの小道と名付けられたりしてハイキングコースなどもある。
牛飼いや羊飼いの人たち、大変な山越えをする人たちが山での事故やオオカミから守ってもらうようにお祈りしたんだろうな。

帰りも控えめ速度で走ってくれ、後ろから数台のバイクに追い越されながらのんびり進む私たち。
おかげで景色を堪能!
帰りは慣れてきて私も手をあげてバイカー仲間に挨拶♪

10月第一週の日曜日、こんなにお天気もよくて気温も高いのはこの辺りでは珍しいらしい。
温暖化なんだろうから喜ぶべきかは微妙だけど
最高の一日を過ごせたことに感謝🎵


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