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タイトルに数字が入っている好きな曲

30DAY SONG CHALLENGE第2回目!

今日は「タイトルに数字が入っている好きな曲」です。ではいってみよう!

ひとりで生きていたならば 
SUPER BEAVER

曲調は多分バラードと呼ばれる類の曲だと思います。ガンガンいくぜ!みたいな感じじゃなくて、穏やかでしっとりって感じの曲調です。とにかく一回聞いてみてください。多分分かっていただけるはず。

歌詞もまた心に染みるんですよ。すごく。
目から水出そうになります。

悔しくて 哀しくて 虚しくて 苛立つだけで
終わらせることが 何より 悔しいよな
嬉しくて 嬉しくて 嬉しくて 嬉しい朝を望むなら
愚痴は 飲み込んで 真っ直ぐにいよう
ひとりで生きていたならば こんな気持ちになれなかった
ひとりで生きていたならば 理不尽も許せたかもな
ひとりで生きていたならば ひとりで生きていないから
愛しさ込み上げるほどの 「大切」に出会えたんじゃないか
こだわって生きると 今一度 言い切るよ
原動力はずっと ひとりで生きていないこと

私は「悔しい、悲しい、さみしいと言ったネガティブな感情」も「嬉しいとか楽しいっていうポジティブな感情」も個人の感情だからひとりで成り立っているものだと思い込んでいました。
だから正直最初はこの歌詞の意味が分からなかったんです。
でもよくよく考えてみると、どんな感情も自分の以外の誰かがいないと起こりえないものだと気がつきました。寂しいなんて特にわかりやすくて元々独りだったら絶対にさみしいって思わないなと。
何でこんな当たり前のこと気がつかなかったんだろうと思ったけど、なんか本当に当たり前すぎて分からなかった。そしてそれに気がつくと自分の周りには良い悪い関係なしにいろんな人がいるんだってことも見えてきてきました。
自分にとっての「大切」を改めて実感させてくれたそんな曲です。

THE HOME TAKE verもあるのでこちらもご覧ください。

MVとはまた違う良さがあって、優しいのに力強い歌声に圧倒されます。是非見てほしい。

ナンバーナイン 米津玄師

すごく穏やかで優しい曲調、でもリズムとか音は面白い感じです。
森アーツセンターギャラリーにて開催されたルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜」の公式イメージソングとして作られたため「ナンバーナイン」という曲名になっています。

未来と過去が引っ張り合うんだ か弱い僕らの両手を掴んで
痛むことが命ならば 愛してみたいんだ 痛みも全て
いまだに心は不揃いなままで 息苦しくなる夜もある
言い訳見たいな美意識すら 消えちゃう未来

現在に生きる私達は過去と未来の間に生きています。もちろん暖かい思い出と明るい将来の間に生きているとも言えるけれど、戻れない過去と先の分からない未来に挟まれているとも言えます。
楽しくも苦しくもある人生。しかしどんなに楽しくてもどんなに苦しくても私達は必ず死んでしまう。例外なんてない。だから痛みさえも愛したいと歌っています。

何千と言葉選んだ末に 何万と立った墓標の上に
僕らは歩んでいくんだきっと 笑わないでね
恥ずかしいぐらい生きていた僕らの声が 遠く遠くまで届いたらいいな
誰もいない未来で起きた呼吸が 僕らを覚えていますように

そして「現在の自分達」が「古き時代の人々」の遺した遺跡などをみて思いをはせるように、自分達が時には迷い、失いながら精一杯今を生きた証が未来に残り、「未来の人間」が自分たちを覚えていてくれたらいいなと祈り、曲は終わります。

直接なにか前向きになれるような言葉がある訳ではないのですが、私達は先人達が遺した物の上に生きていること。そして嬉しいことも悲しいこともあるけれど私達は必ずいつか先人達のように死んでしまうことを改めて思い出させてくれます。消えてしまう運命でも未来に何か遺せるように賢明に生きていきたいなと自然に前を向けるようになるそんな曲です。
残念なことにこの曲YouTubeにフルは上がっていません。
ティザーの数十秒雰囲気だけでも聞いていただけたらなと思います。

27 SUPER BEAVER

ロックスターは死んだ まだ僕は生きてる

「ロックスターは27歳で死ぬ」というジンクスがあります。伝説のロックスターが何人も27歳で亡くなっていることが由来らしく「27」はロックの世界で特別な数字なんだそうです。
そしてこの曲には作詞作曲をしたGt.の柳沢さんがその”27歳”になり、大人になったと感じた時の気持ちが描かれています。
そんなわけでこの曲は「ロックスターは死んだ まだ僕は生きてる」というインパクトのある歌詞から始まります。

ロックスターは死んだ まだ僕は生きてる
悩みごとなんて今日も 不安なら明日も
その中で増え続けてく 出会いは増え続けていく
できれば死にたくないな 大人になったんだ

日々悩みや不安を抱え、別れや挫折といった絶望を経験しながらも、許せるようになったこと、大好きな人たちが増えていく。
そんな中で守れる人、優しい人でいたいと思うようになった、大人になったのだと歌います。
そして最後には27歳で死んでしまったロックスター達とは対照的に「まだ僕は生きてく」とはっきり言い切ります。彼らの強い想いを感じるし、聞いている自分も生きる力をもらえる曲です。

私はまだ27歳ではないので多分この曲の本当の重みが分かるのはまだ先なのだと思います。でも曲を聴いて”大人”になるってつらいことや悲しいことはだけじゃない。それと同等かそれ以上にいろんな出会いや大切なものも増えていくのだとわかって、未来に少し希望を持つことができたし、自分もこんな大人になりたいなと思いました。

MVにはライブ映像が使われていて、彼らの熱量がより伝わってきます。
そんな所にも注目して聞いて、見ていただきたいです。

百鬼夜行 米津玄師

この曲は曲調がめちゃくちゃ面白い!中華風っていうか日本風って言うかそんな雰囲気なんですよ。
妖怪が練り歩いているような妖しくて不思議な雰囲気。
「我らは現代の妖怪だ」って歌詞が出てくるように現代を生きる人間を妖怪になぞらえています。
なんとも皮肉めいた歌詞で聞くと心にとどめているモヤモヤがすっきりします。癖になるタイプの曲。おすすめです。

なんか思いっきり偏っちゃいましたね。
米津さんとビーバー。
自分の大好きな人たちばっかりになってしまいました。
まぁいっか自分の好きな曲紹介するって趣旨だし。
あとなんで米津玄師は紹介したい曲に限ってフルverがYouTubeに無いんだろう。すごく悲しいです。

ということで「タイトルに数字が入っている好きな曲」を4曲ご紹介しました。いかがだったでしょうか。新しい曲と出会うきっかけになったら嬉しいです。また皆さんのおすすめ曲もコメントなどで教えてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。

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