10年前の自分へ。「カッコいい大人」って結構ダサいかもしれない、ごめんね。

これは、「かっこいい女」に囚われ、自分で自分の首を絞めていくアラサー女の奮闘記…いや、自分を肯定するためのメンター記である。

今から15年程前、中学生だった私の周りでは、自作HPを作成運用することがブームになっていた。日記を書いたり、掲示板で友達や他校の子とコミュニケーションをとっていた。デザインで自分らしさをアピールし、よりイケてるHPを作れる子が地位を高くしていった。

面倒臭いけれど、なかなかクリエイティブで分かりやすいマウント合戦だったなと今でも肯定的な目であの日を振り返ることがある。自分のスキルを高めることでそれが評価されるということはとても合理的で正々堂々としていると思う。思えばあのころから「他者に評価される」ことがとても好きだったように思う。

私は現在、イベントを作ることを生業にしている。所謂フリーランスといわれる人間である。名前はカッコいいけど、給料はないし、コロナの影響もバリバリに受けている。けれども知り合いに「今、フリーランスで仕事してるんだ」なんて口にする自分が嫌いじゃない。そう、ただの面倒臭い人間である。

・クリエイティブな仕事をしている、そんな自分が好き。
・自分の気分を上げるために美容にも結構気を使う。
・結婚したいけど、働きすぎで絶対プライベートを犠牲にしてしまう。

ざっくりと自分を説明するならこんな感じ。学生の時から目指していた大人に少しは近づいていると思う。ただ一つ言えることがある。私は、”割と虚勢をはって、気合を入れて、ギリギリのキャラ演出をしている”。武士は食わねど高楊枝という言葉がとてもしっくりくる。

夢を叶えたキラキラした20代後半女性。そんな皮を被りながら中身は滑稽な継ぎ接ぎだらけの虚勢ばかり。それも趣があってよいではないかと自分を鼓舞しながら生きています。そんな人間の日々をサクッと晒していくことがこの記事の志向です。

面倒臭い人生も楽しいじゃない。

フリーランスのちょっと滑稽な人生賛歌をお楽しみ下さい。

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