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続 子どもへのまなざし 読書記録

p56 自分達は長生きできる環境に生かされているけど、つぎの世代のことを思う力は失ってしまった。自分だけを大切にして生きようとしている。…まわりの人を大切にする生き方を身につけなければ、自分を大切にする生き方なんて、本当はできない →当事者意識の欠如 p58 現代の人に育ちにくい感情は感謝、尊敬 理由は、競争原理の中で育てられ、自分よりすぐれたものをもっている人がいたときに、尊敬だけでなく自分の存在価値や評価が小さなものになってしまう。 感謝や尊敬は、困った人や弱い立場にあ

    • 「子どもたちに民主主義を教えよう」

      日本人は人権意識が低く、上に従う、上が絶対、上を敬えが根強い。上だからという理由ではなく、誰であろうと対等に人権がある。

      • 学びは、すべてSEL 読書記録

        感想 この本を読んで、今まで感じていた生活指導の違和感の正体が少しわかった気がした。 起こったことに対して指導をし、なぜいけないのかの理由を認識させ、もうやらないようにという注意喚起をするだけの関わりはどうなんだろう。指導の中でスキルや方法について生徒が考えたり教員が教えたりする機会はあまりないし、体系立てて教えることもない。そのあたりにもっとフォーカスを当てていいのではないかと思う。 メモ 教科指導とSELの統合を推進することを目的として一九九四年に設立された非営利団体

        • 子どもの心のコーチング 読書記録

          変化の激しい時代、私たちの周りにはたくさんの刺激がありすぎる。刺激を受け止める能力を養うことが必要。 しつけがきつすぎることが、ひとときの安心と秩序をつくるが、子どもから自主性と喜びを奪っている。 今やっていることの延長線上に、子どもの成長や幸せな未来があるか? 親から愛されるためには、できない存在でいるしかない。保護者から、親へ成長しなければならない ヘルプとサポートの違いは? ヘルプは、できない人の代わりにやってあげること。 サポートは、その人をできる存在と捉えて

        続 子どもへのまなざし 読書記録

          問いかけの作法

          チームのポテンシャルが抑圧されるミーティングの要因 ファクトリー型の組織の問題 ①判断の自動化による認識の固定化 新しいアイディアが生まれづらい。 ②分業による関係性の固定化 役割分担があれば、関わりが薄いけど仕事できる ③逸脱の抑止による衝動の枯渇 ④手段への没頭による目的の形骸化 こだわりの芽を育てる→創造性の源泉になる 内なる衝動→頼まれてないのにやってしまう、没頭するもの 捨てるべき囚われか、大切にすべきこだわりかを疑い続ける。→お互いの前提を疑う 問いかけの

          問いかけの作法

          ヘーゲル 精神現象学

          信仰は迷信で、客観的根拠がない それに対して、啓蒙(科学的な根拠に基づいて合理的に判断し、しくみをつくっていく)

          ヘーゲル 精神現象学

          オーディオブックを読んでみた

          育児しながらできることはないか探していたところ、テレビでオーディオブックを紹介していた。 オーディオブックで、未来に先回りする思考法を読んでみた。 両手が塞がっていて耳が空いている状態は、育児の中で多い。そこでインプットをすると、いい意味で目の前の泣いている赤ちゃんから少し意識を離すことができ、精神の安定につながった。 先回りする思考法の感想 未来を先読みする上で大事な視点として、原理を考える、納得ではなくパターンで考えることが印象に残った。 iPhoneやMacBoo

          オーディオブックを読んでみた

          スマホ時代の哲学 読書記録

          激務が好きなのは、自分を忘れて、自分自身から逃げようとしている。 他人や社会に対する興味を失ってしまっている。 現代人は、自らを疑うことをしない。 ハンバーガーを食べたり、Twitterを見たりするなどのあらゆる活動が、予想通りで明快で飲み込みやすい刺激からなる、即時的に達成しやすいものであってほしいという感覚になっている。物語での関係性もはっきりとしたものになってきているし、哲学を学んだり、学問を学んだりすることも同様に考えられてしまっている 現代はモヤモヤに分が悪

          スマホ時代の哲学 読書記録

          他者の靴を履く 読書記録

          (感想) (メモ) エンパシーとシンパシーの違い エンパシー:他者の感情や経験などを理解する能力 シンパシー:特定の相手に対する心の動き、理解やそれに基づく行動 →シンパシーは共鳴できる対象でなければ自分の気持ちが自然に相手により添えない。エンパシーは意図的に他者の立場に立って想像してみる能力であり、訓練して向上させることができる。 外して考えることが、エンパシーを考える上でのキーワード。考え方を広げるか、対象を広げるか。 誰かの靴を履くためには、自分の靴を脱がなければ

          他者の靴を履く 読書記録

          20代で大切にしたいこと

          他者想 仕事に関わる全ての人に対して、どうすれば喜んでもらえるか、役に立つか、気持ちよく動いてくれるかを考えて行動する 何をすると困るか、不快か、嫌がるか、などのネガティブを考えて、それをしない。 他者想を使うだけで、味方や応援者が増える

          20代で大切にしたいこと

          教師人生を変える 話し方の技術  読書記録

          子どもたちと教師が同じ風景を見ている状態にする。 → 話の最初に共感部分をつくる。(こういうことあるよね!) →固有名詞、会話を使って具体的に話す 指示を出す時は、共感を入れる。 →しんどいと思うけど、もう一歩踏ん張ろう 指導の説得力は事実、経験を使う。理論だけで話さない。 生徒指導で嘘をつかせないために、「知っている」と言うことを伝える。 →あなたの話は大体知っているけど、あなたの口から聞きたいから話すよ

          教師人生を変える 話し方の技術  読書記録

          話し合いの作法 読書記録

          (感想) 話し合い方について、公教育で学ぶ必要性を感じた。アクティブラーニングの流れで話し合い活動が重視されている教育現場であるが、どう話し合うかの視点があることで、どの生徒も成長していけるような仕組みができるのではないか。 (メモ)日本人が話し合いを苦手としている理由は、同質性の高い集団で、ダメな話し合いを重ねてきていて、正解主義に陥っているから。 世の中の大事なものほど、正解がなく、白黒がついていない。そういう時ほど、対話が必要。 対話が必要な理由 ①不確実な世界を

          話し合いの作法 読書記録

          読書記録「校長の覚悟」

          ◯すべての子どもの学習権を保障する(木村泰子さん) 泰子さんの本は何冊も読み、オンラインでお話ししたこともあるが、いつも軸がブレないまっすぐな方だと感じる。 今回の内容でも、学習権と不登校の話が出てきた。すべての子どもが学校で学べるようにするというのは、今の学校ではかなり難しい。今いる中学でもクラスに不登校が1人以上はいるような状況で、どうしたら誰1人取り残さないような学校がつくれるのか。不登校は仕方ない、あの子はいないものとして考える、そんな雰囲気が教員にも生徒にもあるよう

          読書記録「校長の覚悟」

          読書記録「教師のほめ方叱り方コーチング」

          本URL <感想> 教員をやっていて、日々子どもたちのいいところやほめるところを見つけようと思っていても、ついついできていないことや問題点に目がいってしまう。意識的に子どものほめる視点をもちたいと思った。 この本は、ただほめればいい、叱ればいいという問題ではなく、認知、関心、理解、承認、賞賛といった意味があることを教えてくれた。 これまで私は、子どもたちに、自分で自分のことを認められる人になってほしいと思っていた。そのため、あまり褒めすぎても、褒められるために行動する人にな

          読書記録「教師のほめ方叱り方コーチング」

          読書記録「コーチング・バイブル」

          (感想) フルフィルメントの部分を読みながら、コーチングはto haveではなくto beを大事にする概念であることがわかった。 コーチングが他者の可能性を広げ、人生をより充実したものに変える力を秘めているものだという点で、自分の大切にしたい価値観と共通していることに気づいた。 (メモ) ◯序章 コーチングのプロセスにおいて重要なことは、単純で力強い質問を投げかけること。 ホメオスタシスとは、変化に対する無意識の抵抗。新しいやり方をしようとしても、つい慣れ親しんでいる古い

          読書記録「コーチング・バイブル」

          読書記録「コーチングの基本」

          メモ コーチングは、知識と行動の間に横たわる溝に橋をかける試み コーチングは、強制でも放置でもない第三の選択肢を探す コーチングは、本当に思っていることを明らかにする コーチングを機能させるための判断基準 ①対象となる相手の精神状態 ② 成長段階 ③ 課題領域 クライアントの状態を把握するためのコーチの視点 ①Possession 身につけるもの(知識、スキル、人脈) ②Beh

          読書記録「コーチングの基本」