他者の靴を履く 読書記録

(感想)

(メモ)
エンパシーとシンパシーの違い
エンパシー:他者の感情や経験などを理解する能力
シンパシー:特定の相手に対する心の動き、理解やそれに基づく行動
→シンパシーは共鳴できる対象でなければ自分の気持ちが自然に相手により添えない。エンパシーは意図的に他者の立場に立って想像してみる能力であり、訓練して向上させることができる。

外して考えることが、エンパシーを考える上でのキーワード。考え方を広げるか、対象を広げるか。

誰かの靴を履くためには、自分の靴を脱がなければならない。
人が変わる時には古い自分が溶ける必要がある。言葉にはそれを溶かす力がある。

感識(エモーショナルリテラシー):自分の心の動きや感情を感じ取り、それを認識し表現する力。

ネット上のシンパシーにもとづく関係は、印象操作がされているので、サンクチュアリにはなり得ない。見せたい側面だけをSNSに映すから、シンパシーのいいねは押されるが、エンパシーは育ちにくい。

人間が想像力(コグニティブエンパシー)を増し、さらに高度な利害打算(真に自分のためになるのは何かを考えた利己主義)をできるようになれば、人は必然的に寛容を選ぶようになる。

  • エンパシーとシンパシーの違いについて、エンパシーは他者の感情や経験を理解する能力であり、シンパシーは特定の相手に対する心の動きや理解に基づく行動である。

  • エンパシーは意図的に他者の立場に立って想像する能力であり、訓練して向上させることができる。

  • ネット上のシンパシーには印象操作があり、見せたい側面だけが映されるため、エンパシーは育ちにくい。

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