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からくりとすり合わせの技

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愛知ものづくり産業史 機械産業編
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からくりとすり合わせの技⑤ 戦後復興(必要なものは何でも)

からくりとすり合わせの技⑤ 戦後復興(必要なものは何でも)

アジア太平洋戦争(昭和16~20年)の末期、愛知の機械各社はアメリカ軍による空襲の標的となって壊滅的な被害を被った。しかし終戦からほどなくして、焼け残った工作機械や材料をかき集め、「必要なものはなんでも」というスタンスのもと、ものづくりを再開する。その後、朝鮮戦争(同25~28年)勃発にともなうガチャマン景気という追い風が吹いたことで、回復は決定的なものとなり、多岐にわたる機械製品がつくられた。

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