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【もののふ椿🌺】子どもの頃、川で遊んだ危ない記憶(後編)

「絶対にもう、あの川には入らない!」

そう思ったのは、小学校低学年ごろのある出来事がきっかけでした。

▼子どもだけでしょっちゅう川へ遊びに行った


当時、うちの実家から100メートルほど離れたところに、小さな川がありました。

住宅街の裏側にあり、表通りからは見えませんが、春から夏にかけて、近所の子どもたちが誘い合って遊びに行ったものです。

もちろんお母さんたちは、「子どもたちだけで川に遊びに行っちゃダメよ~」と言っていましたが、そんなの誰も聞いちゃいません。

こんな感じの小川です

川幅は5メートルほどで、水深は浅く、深いところでもひざ下ぐらい。
子ども同士で水をかけあったり、バチャバチャして遊ぶ
のにはちょうどいい感じでした。

▼タニシをとってお味噌汁にした

ところで、その川の岸辺には、たくさんのタニシが生息していました。

小さくて黒っぽくて、色はシジミっぽい

最近よく田んぼで見かけるジャンボタニシ(蛍光ピンクの卵を産むやつ💦)とは違って、小さな可愛らしい巻貝みたいなものです。

子どもたちの中には、タニシをたくさん採って家に持ち帰り、お母さんにお味噌汁にしてもらう子もいましたが、私はなんとなく違和感があって、食べたことはありませんでした。

余談ですが、当時、川のそばには田んぼがあり、私はよく、カエルの卵(寒天状で、長くつながっているやつ)を取って水槽に入れ、自宅に持ち帰っていました。

そのまま忘れて庭に放っておいたら、いつのまにか全部カエルになって、松の木に鈴なりになっていた様子は、今から思い返しても悪夢のようです😱

▼ひとりで川に遊びに行った私が見たものは……!


そんなある日、私がまた川で遊びたいな~と思って近所の子を誘うと、たまたまみんな用事があって、一緒に来てくれません。

でも、どうしても川に行きたかった私は、初めてひとりで川へ行くことにしたのです

いいのかな? 
うん?


もちろん、いけませんね。

ひとりで川へ行ってはいけない。
それが常識です。

でも、悪い子の私は、たったひとりで川辺へ行き、いつものように靴と靴下を脱いで、そうっと川へ足を入れようとしました

そのとき、私は見たのです。



川の中に、2匹の蛇が泳いでいるのを。

おい、なんで子どもが一人で川に来ているんだよ!


き、きゃーーーーーっ!!😱😱😱



えっ、川って蛇がいるの!?

しかも、泳ぐの!??

こ、こわーーーーい!!!💦


……それ以来、私は二度とその川に遊びに行くことはありませんでした。


仲良く並んで泳いでいた、黒っぽい2匹の蛇。
あれ以来、川を見るたびに思い出します😰

最近知ったのですが、蛇ってタニシを食べるんですね。
きっとあの蛇たちは、川岸に食事をしに来たのでしょう😅

▼私の命の恩人かも

しかし、大人になってから、川遊びで命を落とす子どもたちのニュースを見るたび、こうも思うのです。

あの蛇のおかげで、私は命拾いをしたのかもしれないと。

時々、幼稚園のプールでおぼれてしまう子がいるように、小さい子どもは、水深がたった10センチや20センチしかなくても、おぼれてしまうことがあります。

もし私があのままひとりで川の中で遊んでいて、うつぶせに倒れてしまい、そのまま誰も助けてくれなかったとしたら……

もしかしたら、あの蛇たちは川の神様で、私に、もう川遊びはするなと警告してくれたのかもしれません。
そう考えると、あの2匹の蛇に感謝しなくてはと思うのです。

皆さんも、川に遊びに行くときは、どうぞ気をつけてくださいね。

もののふ椿でした🌺✨

(おしまい)

▼前編はこちら

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