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腰痛を治したければ尻を締めろ!

目次
はじめに
ヒトという生き物
 二足歩行への進化
 ヒトの一生で二足歩行を獲得する流れ
 ヒトの構造の目的
『モノノフ』の立ち方の要点
痛みとは何か?
腰痛の治し方
『モノノフ』できていない基準
『モノノフ』の先〜上級編〜
おわりに

はじめに

 かなりの人数のひとが腰痛ないし、膝や首の痛み、肩コリなどのどこかしらの痛みと戦っているのではないでしょうか。膝が痛ければ、関節にヒアルロン酸を打ってみたり、首や肩コリ腰痛があればマッサージを受けたりしたのではないでしょうか。それでそれ以降痛みがなくなったってひとがいますか?首や腰のヘルニアの手術をしてほとんどの人が再発していませんか。プレートで固定をしたら他の部分が痛くなったり、自律神経のトラブルを抱えたひとはいませんか?
 それは当然です。『対症療法』なのだから。
その場しのぎなのです。その場しのぎが悪いことではありません。当面の痛みから脱しないと次の治療に行けないことも多々あります。『対症療法』をした上で、『原因除去』を行わないといけないのです。
 では、この時の原因とはなんだったのでしょうか。それは『姿勢不正』です。要は姿勢が悪かったのです。みんな生まれてこのかたほとんどの人が1日何時間も立ち続けているのに正しく立てていないのです。僕が見る限り99%以上のひとが正しく立てていません。最近は整形外科医や柔道整復師、鍼灸師、スポーツトレーナーでもよく勉強しておられる方は姿勢が大事とおっしゃいます。これがわかっておられるかたはいいほうです。ただ、僕が考えている高い水準で正しい立ち方や姿勢をちゃんと指導できるひとに僕は会ったことがほぼございません。
 正しい姿勢を指導していくのに大事なポイントがいくつかあります。その中の一つが『尻を締めろ!』です。あまりタイトルを長くしたくないので、腰痛だけに絞りましたが、首だろうが膝だろうが一緒です。正しく立てていないことが原因です。
 武道をしているひとは達人技、スポーツをしているひとは技術の向上、ケガをしやすいひとはケガの予防ができます。吹奏楽をやっているひとは楽器の音が変わります。これを知っているか知らないかだけの違いです。
 みなさん自分の身体のポテンシャルが活かせていませんよ。

モノノフ

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