森会長の問題は失言だけではない

森会長が失言で辞任の運びとなった。誰が言ったか、『あつまれ動物の森』をもじって、『あやまれ会長の森』とか言われていた。
辞めるのは当然かなと思うが、これには森さんが可哀想なところもある。

そもそも論だが、森さんは総理大臣も失言で辞任したように記憶しているし、失言癖のあるひとだった。ましてや、あの時代のひとで、女性蔑視がなかったのところに新しくできたのではなく、ずっと女性蔑視の精神があったひとなのだ。

そのひとを会長に据えていること自体が問題なのだ❗️

オリンピックの精神に反するひとが大将では、
オリンピックの意味が霞んでしまう。
森さんを会長に据えた周りの大人も悪いのだ。

そして森さんを擁護する人たちは声高々に言うのだ。

「森さんしかできない❗️」

と。
そもそも今回森さんを擁護したと言われるオリンピック委員会の委員も辞任するべきだとは思うが、「森さんしかできない❗️」と言う発言は力強く言うことではない。

80超えても後輩を育成できていないことを恥じろ❗️

と思うのだ。
これには議員に定年がない問題が出てくる。

後輩を育てると選挙の枠の関係で敵にもなりえるのだ。
つまり後輩は育たないほうがいいということになる。

その環境のひとが後輩を育成するだろうか?
僕はしないと思うし、実際できていない。

定年があれば、自分は終わりがくるのだから次に託そうとか、託すべき人間を探したり、育てたりがあるのだ。

終わりを決めていないからいつまで経ってもそこに居座ろうとするのだ。
定年を撤廃している会社や集まりはどこも腐っている。

ここに日本の政治の後輩を育成する環境を作っていないという
問題も孕んでいるのだ。

ということで、森さんの失言問題は失言だけではないと僕は考えている。

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