いじめは絶対に無くならない

武術研究家のモノノフです✊

弱きを守り、強きを挫く武道武術をしているからこそ触れなくてはいけないことがある。それは

いじめ

だ。新学期が始まるこの時期は子供の自殺が多いのであえて触れていきたいと思う。長い上に反感を買う可能性のある内容になっているので、
見たくないひとはここで止めていただいた方がいいだろう。

僕はどんなに綺麗事を言ってもいじめは無くならないと
考えている。

シャーデンフロイデというものがヒトという生き物にはあるからだ。

詳しくは中野信子さんの著書を読んでいただきたいが、
自分の手を下すことないところで、他人の不幸を見るとヒトは幸せを感じるのだ。
それも覚醒剤級のである。

SNSでの吊るし上げ不謹慎狩りもこれに準ずる。
実際手を下していたりするのだが、現実感が少なく、
「メシウマ〜🍙」と思うようにヒトはできている。

これはどうしようもない。
この感覚があるから自制心が働き、犯罪の抑止力になる。
むしろモラルの高い日本人が陥りやすい幸福感なのだ。

ハッキリ言う!

いじめは無くならない❗️❗️❗️

僕は陰キャではあったが学校でいじめ被害者になったことはない。
兄にはかなり殴られて育ったので、
家庭内でのいじめはあったように思う...
僕が武道を始めるのはもっと先の話で、
当時は小柄の少年であった。

当時Kー1が大流行。
「アーネストホースト!アーネストホースト!」
とか言う兄にボコボコ蹴られたものだ。
正道会館の石井館長めなんてくだらないものを作ってくれたんだ
と恨んだものだった。

家庭内でのこれはかなり厳しい。
学校とは違い逃げ場がない。
親は何をしていたのかと思うかもしれないが、
親は忙しく働いていたし、
兄は表向きは非常に優秀で隙がない。
親がいるときにそういうことはしなかったし、
大人からはいい子に見えていたと思う。

当時は学校のいじめを苦に自殺することが流行っていた。
そういうと、語弊があるかもしれないが
よくニュースで取り上げられていた。

そういうニュースを見て僕は思っていた。

『学校のいじめ程度で自殺しているようでは僕の人生では即死だな。』と。

当時中学生だった僕の考えなので、ご容赦いただきたい。
今思えば自分より辛いひとなどいくらもいるのだが、
当時はそう思っていたのだ。

この考えは視野の狭い考えであるが、
自殺する子供は皆視野が狭いのだ❗️

学校は行かなくてもいいし、
今は児童相談所の存在もメジャーになってきた。
家庭じゃない逃げ場もあるのだ。

家庭の他にも逃げどころがあるのだ。

僕が中学生当時はスマホは存在しないし、
携帯電話もありはしたが、子供が持つレベルではなかった。

兄に虐げられて生きてきた僕は自分に自信がなく、
自己肯定感の低い人間となったわけだが、
今となっては兄との方が父とより関係は良好である。

許したつもりもないがなぁなぁできてしまった。
個人的にわだかまりがなくはないが...

さて、今は子供もスマホないし携帯電話を持っている時代になったので、
もし自殺を悩んでいる子供、大人がいたら
是非現状から

逃げてほしい!!!

そこじゃなくてもあなたは生きていけるし、
少なくともそこはあなたのいるべき場所ではない。

逃げるは恥だが役に立つのだ。
むしろこの場合は逃げるのは恥ですらないだろう。

さて、ここからは逆の話をしようと思う。
片側だけの話をするのはフェアではない。

いじめっ子サイドの話もしよう。

実は僕は学校でいじめていると言われたことがある。
要するに僕がいじめっ子だというのだ。

中学1年の最初の頃だったと思うが、
僕は自分の出席番号の近い仲間とつるむようになった。

私立の一貫校で地元が一緒でみんな知り合いとかではなく、
全く知らないもの同士の集まりだった。

何も知らないからそのあたりからグループになるのだが、
仮にA君としようか。A君が僕を裏切るような行為をしたのだ。

今思えばHSCだった僕は普通よりダメージを受けただけで、
大したことではなかったかもしれない。
しかし、僕にとってはA君との関係が終わるには十分だった。

明確に「嫌いだ。」と伝えそれ以降話すことはなかった。
関わりたくないので無視することにしたのだ。

同じようなことを他でもしたらしく、
僕に同調するひとが新たに2人できたのだ。

3人がA君を無視することとなった。
場所が近いグループだったのでこの3人は比較的仲良しだ。

ここでA君が先生にいじめられていると申し出たのだ。

3人は別室に呼び出し。事情聴取となった。

当時の先生としては珍しく、決め付けるわけではなく
ちゃんと話を聞いてくれた。

僕は「これこれこういう事情で、
A君とは関わりを持ちたくないと思い無視していました。」と説明した。

他がどのように話たかわからないが、みんな似たような話をしたのだろう。
僕たちは不問となった。

今でも誰とでもみんなと仲良くできるタイプではないし、
ましてや自制心の低い子供の頃だともっと辛辣な態度をとっていたと思う。

これはたまたま不問となったが見ようによってはいじめと言えると思う。
昔と今では基準が違うと思うので、もしかしたら今ならもれなくアウトかもしれない。

でも、未だに思う。

嫌な奴とは関わりたくない‼️

ただ、大人になった今となっては1回はチャンスをあげても良かったかもしれないし、社会人だったら挨拶ぐらいはしたかもしれない。

まぁ他に2人いるわけだから、結局同じ結果だったかもしれないが...

さらにもう一つ、僕はあることがきっかけでたまたま
某有名いじめ事件の加害者の少年と2、3言話をしたことがある。

もちろんいじめのことについて言及はしていない。
その時の話をした時の印象の話だ。

すごくハツラツとしていて、受け答えもハッキリしており、
イケメンではなかったが明らかに陽キャで、
クラスでも中心的な人物になりそうに思えた。

クラスの隅で漫画を読んでいた隠キャの僕とは大違い。
クラスで1軍2軍3軍みたいな分類があるなら
僕は間違いなく3軍で、彼はおそらく1軍であろう佇まいだった。

関西なのもあってそんな陽キャなら面白いキャラの同級生がいたら
イジリもしただろう。
イジリとイジメは似て非なるものだ。
しかし、非常に近くにある。

イジリが行き過ぎた結果招いた悲劇だったかもしれない。

僕はこの加害者を擁護するつもりは全くないが、
この加害者を見て思ったのが、

誰でも加害者になりえるんだな

ということだ。
クラスの1軍ならどこのクラスにもいて、
異性がいたらモテるような存在だ。
そいつらは加害者になりえるし、
僕みたいに3軍でも加害者になりえるのだ。

非常に怖い話だ💧

さて、その後その加害者がどうなったのかはわからないが、
少なくともネットで身バレして、家ごと晒されていた。

こうなると、被害者だ。

いじめをしていた加害者に対しては何をしてもいいのかということになる。
現在は不明だが、当時は係争中であった。

つまり、罪は確定していない。
そもそも罪があったとしても一般人に罪人を裁く権利はない。
裁いていいのは司法だけだ。
道徳的にとかは関係ない。

法治国家で裁いていいのは司法だけなのだ❗️

ネット民は正義のつもりかもしれない。
思いっきりシャーデンフロイデだと思う。
ネット民に裁く権利はないのだ。

ネット民だけでなく多くのひとがこれを間違っている。
もし間違った行いがあったとしても、
一般市民には現行犯逮捕以外で、
取り押さえることもできないし、
ましてや裁く権利はないのだ。

裁く行為を行なった段階で加害者なのだ。
いじめっ子を攻撃した段階で自分がいじめっ子なのだ。

これはコロナ渦において、よくトラブルになっている。
マスクをつけるつけないだ。

マスクをつけていないことを理由にバスの中でおばさんが前に立つ女性に手を上げたみたいなことがあったり、
どこかのじいさんが自分の正義を振りかざしてひとに攻撃を加えて成敗している気分になったりしているのだ。

店で「オレはコロナ🦠」だと言って咳をしてまわったり、
保健所に謹慎を言われているのに黙って出てくるのはこの限りではない。

威力業務妨害などの犯罪行為になるからだ。
ただ、自分で成敗するのではなく警察に相談する案件だ。

ということで、いじめは絶対になくならない。
大人になってからもある。

大事なのはいじめの対応をできるようになるべき

なのだ。
答えはひとそれぞれだ。

『逃げる』かもしれないし、『戦う』かもしれない。

いじめごときで少なくとも自殺はしなくていい。
死んでやることはないのだ。
心配しなくていい『人間の致死率100%』だ。
遅かれ早かれみんな死ぬ。
今死ぬことはないのだ。

一生懸命生きていたら、
ある日、

自分はこのために生きていたのではないか?

と思える日が必ず来る。
真面目に一生懸命生きて、死ぬ間際に思ってほしい。

モノノフの言っていたことは正しかったのか?

と。
答え合わせはいつかあの世でしましょう。

モノノフ




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