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最近気がついたアホの共通点

それは資格を軽視するもしくは意味がわかっていない、もしくは認識できていない、だ。

基本はダニング・クルーガー効果における自分を過大評価するというところに起因しているとは思うのだが、それが最近顕著になってきたように思ったのだ。

よく医療従事者にアドこの医者がどうのこうのという愚痴がある。それは実際あることもあると思うのだが、僕の周りの多くの医療従事者がいいひとたちばかりだ。多分、前述した警察みたいに一部のよくないひとたちのせいで業界全体が悪いように見えるのだ。

ただ、よく見るとおかしいものもある。
例えば
「思った治療をしてくれなかった」などだ。
これは自分が思っているだけでその治療法が正解ではなかった可能性がある。しかも、それは先生が多分説明しているのだが、それを聞いていない可能性もある。

他にも
「欲しい薬をくれなかった」などだ。
これは完全におかしい。患者側がこの薬を欲しいと言って薬を出すものではない。
たまに当たることもあるかもしれないが、それはそれであくまで判断は医師がするべきだ。

その有資格者がどれほどの背景でものを言っているかがわかっていないのだ。素人ではわからない深淵を除いていることが多い。もちろんたまにはおかしいのもいるが、少なくとも何も知らない人間よりは理解している。

他にあったのは建売住宅の設計が気に入らないと自分で図面を引いてきたおっさんだ。もちろん建築士でもなんでもない。
それで不動産屋に
「ワシがデザインしたから設計料を安くしろ!」というのだ。
これは完全にあたおかと言っていいだろう。
不動産屋の答えは
「建売じゃなくて注文住宅になりますから余計に高くなりますよ」とのことだった。そらそうだ。
もちろんおっさんは納得いかないわけだが、これも資格というものを理解していない、かつ自己評価が高いことによって起こる事件と言えるだろう。

例えば、れいわ新撰組の最低賃金1500円以上にするというものだ。
これの何がバカかというと、なんの資格もない人間が1500円ということは有資格者は2000円とか3000円になってくるということだ。そこを全くフォローしていない。見えていないのだ。
もしそうするならば、医療従事者の人件費は爆上げになる。有資格者がほとんどだからだ。ただでさえ低い医療費(国保や社保の負担は上がっているが、病院側としては高騰している物価と人件費に保険診療の医療費は全く対応していない。わかってほしいのは物価はこの数年で数10%は上がったし、人件費もかなり上がったと思うのだが、医療費はそこまで上がっていないだろう。コロナ特需と思っている人もいるが科による。少なくとも私はそういう科ではない)をいったいどれだけあげればそれを賄えるのか、有資格者のフォローは聞いたことがない。

そして、いくら無資格者をフォローしても税収は増えないのだ。
むしろ、大きい会社や金持ちを優遇して日本という国に入れた方が圧倒的に税収も増えてお金が回るのだ。大きい会社がうまくいけばそこに雇用が生まれ、末端まで行き届くのだ。

そして頭の悪いひとたちに都合のいい話を風潮してお金のない層からさらにお金をむしりとる悪い輩がいっぱいいるのだ。

僕も頭が悪いと思うし、上からいうつもりもない。しかし、大事なことは頭が悪いと自覚することなのだ。そこができていないから自分を過大評価してしまうし、周りへのリスペクトが足りなくなってしまうのだ。

基本的に自分が取れない資格ならば敬意を示すべきだ。
自分の業界でもあるのが博士号を取っても意味がないという人間だ。
僕は確かにあまり活きていないし、意味がないと言っていいかもしれない。
だが、それを言っていいのは僕が博士号を持っているからだ。持っていない人間にそれをいう権利はない。

僕が言いたいのは有資格者が偉いとかそういうことではない。
都合のいい話だけ鵜呑みにするなよって話だ。


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