スマホ育児の是非

武術研究家のモノノフです。育児に関する投稿が意外と評判いいのでその流れの投稿です。テーマは

『スマホ育児の是非』

です。なんとなくダメっぽい雰囲気があるけど、本当にダメなのか?色々調べて見ました。結論から言うと

ダメ!!!

です。それもかなりダメです。しかし、ダメなことばかりかというとそうでもないように思います。例えば、一番は『母の癒し』です。生まれてすぐの頃2時間毎の授乳という仕事があります。最初は哺乳にも慣れていない赤ちゃんは哺乳自体に1時間かかって、「次の哺乳は1時間後かい!」みたいなことが、あるわけです。多くのお母さんが苦しまれたと思います。「出産はしんどいって聞いてたけど、出産後の方がしんどい!」というお母さんの声は多く聞いたことがあります。

この中で、お母さんは外界からほぼ完全に隔離され、睡眠不足で精神的にもやられてきます。その中で家族や友人、ママ友と繋がれるスマホがあるだけで、どれほど心救われるでしょう。旦那さんから「大丈夫?」とか「お疲れ様」とかあるだけでどれほど救われるでしょう。友人やママ友から「わかる!」とか「大変よね!」とか共感してもらえるだけでどれほど救われるでしょう。それは非常にいいことのように思います。ただ、依存してしまってはいけません。子供そっちのけでスマホばっかり見ているようではスマホ育児はダメという風になってしまいます。

そのほかに、動画があるので幼児教育の実践や、スポーツを始めたらトッププレイヤーの動画が観れるというのは非常に有効なスマホの使い方だと考えます。スマホ育児が全面的にダメってことではないと僕は分析しています。

しかし、乳幼児期はヒトという生き物としての機能ができている時期ではありません。ヒトとしての機能を作り、育てる時期です。この時に良くない刺激が入ってしまうと、それに適応した成長をします。つまり、ヒトという動物として正しい成長をしません。
どういうことかというと、まず僕が研究しているところでいうと『姿勢』です。僕は生まれる前の妊娠期、子供でいう胎児期から『姿勢』を作ると考えています。お母さんが運動不足で子供は胎児期から正しい姿勢を取れていないことが多いです。そこに加えて哺乳の体勢が悪くて正しい姿勢が維持できるわけありません。スマホを見ながら哺乳させるとほぼ間違いなく首が変な角度になります。十中八九というか十中十です。お母さんが正しい哺乳姿勢を知らないことには始まりませんが、哺乳時にお母さんが子供の顔を見ていないはないと僕は思います。哺乳びんであげる場合でも子供の哺乳姿勢というものをしっかり意識しないといけません。その姿勢が悪いと首の骨が変形して成長し、ストレートネックになったり、飲み込み方も飲み込めるけど、間違った飲み込み方を覚えてしまい、歯並びが悪くなったりするのです。
そのリスクを差し引いても私はスマホを触りたいんだというかたがおられるなら別に止めはしませんが、スマホ依存の注意はした方がいいでしょう。

さて、そのほかの面ですが、それは『ブルーライト』です。『ブルーライト』は目に直接的なダメージもありますが、全く『ブルーライト』がないというのも実は問題です。なんでもバランスです。『ブルーライト』の本来の役割は朝に起床した時の脳の活性化、体内時計のリセットです。要は目から『ブルーライト』が入ると脳は「起きなきゃ!」って思うようにできています。それを寝るギリギリまでテレビやスマホ、タブレットなどを見せていて、「うちの子供は寝つきが悪い。」とか言っているひとは生活を改めた方が子供の寝つきが良さそうです。子供の寝る数時間前からは『ブルーライト』は目に入らない方が子供は寝やすいです。

さらに、無制限にスマホなどを見せているとどうなるかというとスマホ依存になります。この依存症は

お酒、タバコなどと変わらないレベルの依存

です。子供は特に自制心が働かないのでこう言った症状に素直です。依存したらそれ以外手につかないぐらい泣き叫びます。そうなるとそのなとの育児やヒトとして正しい成長にはかなり厳しい戦いが待っています。そうならないためにも子供にスマホを与える場合はしっかり時間などの制限をかけて使わせることが大事です。

最初のルールづくりが大事

なのです。ということで『スマホ育児の是非』でした。バランスが大事なのに、スマホ育児は著しくバランスを崩します。ヒトという生き物の成長のバランスを崩さない範囲の使用はうまく使えばいいものになると僕は考えています。
スマホも道具なので使い方を誤るとひとを傷つけたりするということです。それは包丁やハサミでも一緒で決してスマホ自体が悪いわけではありません。

あくまで使うひとの問題なのです。

モノノフ

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