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余命10年

こんにちは。ものりすです。小坂流加さん著書「余命10年」という本を読んだのでそれの感想を書きます! 

最近泣きたいなと思っていてKindleを漁って居たところ、いい感じに泣けそうな作品がありました。

レビューではお涙頂戴が気に入らないみたいな人もいましたが、私はそういうのが逆に大好きなのでレビューを信じて購入。

結果から言うとやはり泣けました。いいストレス発散です。

内容と好きなポイント

話の流れとしては茉莉(まつり)という女の子が20歳で治療不可能の病にかかってしまい、余命10年という中で趣味を見つけたり、思い出を振り返ったり、恋愛をしちゃったり。

何かを始めるには遅いけど、やらないにしては長い。そんな残り時間を必死に藻掻きながら日々を過ごす物語です。

この本で個人的に好きな所が2つあります。

ひとつはテンポの良さです。

最初の病を患ってから3年くらいあっという間に過ぎたと思ったら人生の分岐点が出てきて、色んなことにチャレンジしたと思ったらそれに没頭して2年みたいな感じでホントにあっという間に過ぎる。

これを読んでいるとなんだか自分自身も知らぬ間に時が進んでしまっているんじゃないかと焦ってしまう程にあっという間。

余命宣告が出ていたとしてもなにかに没頭した時はすぐに時が進むし、逆に辛い時は永遠と続いていくような感覚は変わらないんだなと思えるような物語展開が臨場感を生んでいたと思います。

感受性が豊かなだけかも知れませんが、楽しい時から急に辛い場面になった時なんかはほんとに胸が痛くなります。特に病気で苦しんでいる時の描写は自分も苦しくなりましたね。

そんなテンポの良さの他に好きなポイントがあります。

それが一章ごとにまとめとして茉莉の心情が書かれているところです。

こういう出来事があったから最後にこう思ってこういう風に行動していこうみたいなまとめが入るんですね。

それによって次の出来事に導入しやすく、とても読みやすかったです。

推理小説とかが好きでよく読むんですが、あれって伏線を理解するために結構読み返したりするんですよ。

勿論それが楽しみでもあるんですが、時間は使うし読み疲れたりします。

しかしこの本の場合は心情のまとめや成長のまとめを茉莉の主観で書いてくれてるので感情移入しやすいと感じました。

結果的にさっきの胸が苦しいとかにも繋がっていたのかも知れませんね笑

まとめ

今回は余命10年という本を紹介しました。死に関する本はほんとに泣けますね。君の膵臓をたべたいとかもそうですが、この手のストーリーが大好きです笑

泣きたいなと思ってる人は是非読んでみてください!

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