ファンタジー下着問題3

 ファンタジー世界における下着と言えば「魔法陣グルグル」のククリという電波を受信した。確かにあの「ククリはお尻になってしまった」のネタは懐かしいものである。
 RPGファンタジーのパロディ要素が強い同作品であるが、少なくともこの作品の描かれた時点(1990年代初頭~)では、「RPGファンタジー世界の下着はかぼちゃパンツ的なもの」という認識が、なんとなく存在していたのではないかと考えられるのではないか。

「むかし、ファンタジー世界ってギリシャ神話みたいな感じのイメージがあった」という人がいた。ああチュニックか。チュニック多かった感じがするな。「聖闘士星矢」「ビックリマン」なんかもあったしな。チュニックだと、それなりにデザインしたパンツとか考えられるかもしれない。
 これは「設定の上ではパンツは履いていない」ぐらいが正しいのかもしれない。

「ファンタジー世界というと、何となく妖精が出てくるぐらいのイメージしかない」という人もいた。妖精といえば「オンディーヌ(ウンディーネ)」も登場する「透明ドリちゃん」は妖精の姿に変身するが、この状態ではどんな下着を身に付けているのだろうか。ちょうちょのカタチをしたパンツとか(やめなさい)。
 これも「設定の上ではパンツは履いていない」だろうか。

 この「設定上」という所をずらして、ボンテージな魔女がかわいらしいパンツをはいていると、ドロンジョ様になってしまう。こういうのはもしかしたらハンナバーベラあたりに起源があるのかもしれない。

 異文化って、やっぱりすぐわかってしまっては面白くない。
 藤子F不二雄の「チンプイ」では「魔法」ならぬ「科法」の世界であるマール星の文化との接触が描かれるが、ある話で「デブラ・ムー氏の新作水着」という、どうやって身につけるか不明なものが出てくる。
 多分下着もこういうのがあるんだろう。


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