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ドラえもんがらみ

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ドラえもん関連のお話
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#藤子・F・不二雄

この成長の描写が確かだと思う

 大長編ドラえもんの「のび太の恐竜」でのしずちゃんの身体の描写、成長期の少女ってこうじゃなかろうか(想像)という感じが強くて好きである。

 いや、藤子・F・不二雄先生が想像で描いていたかどうかは不明であるが。

 この、前屈みになった時にふくらんで見えるってのもそうだし。

 先にお尻の方が大きくなるというのも、もっともらしい。

 珠か豆粒のようなポッチリも。

 逆に「のび太 神さまになる」

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ドラえもん「のび太の模型鉄道」から

 ドラえもんの「のび太の模型鉄道」は、タイトル通り鉄道模型、Nゲージ回である。
 ちなみに、「ドラえもん」に最初に鉄道模型が出てくるのは「サンタえんとつ」の回で、ドイツ国鉄のE103をもらっている(この間見直したら違っていた、これは別の回か)。南正時さん(「新オバケのQ太郎」の頃はアニメーター。後に鉄道写真家になる)の写真の影響から西ヨーロッパの鉄道に興味を持った少年も結構いたものである。
 F先

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続・ドラえもん「超リアル・ジオラマ作戦」から考える

 ドラえもんの「超リアル・ジオラマ作戦」については前に書いている。

 スネ夫・スネ吉(スネ夫の従兄)のリアルなジオラマ写真に対し、のび太とドラえもん(途中で逃げ出してしまうが)が対抗するお話である。

 前に書いた文章の後で気付いた事もあるので、書いていきたいと思う。

 被写界深度という言葉がある。これはスネ吉兄さんを困らせた、広角レンズ使用時のピントが外れる範囲の問題と深く関わってくる。

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ドラえもん「超リアル・ジオラマ作戦」から考える

ドラえもん「超リアル・ジオラマ作戦」から考える

 スネ吉兄さん(スネ夫の従兄)にF先生が乗り移ったかのように暴走する回の1つ、「ドラえもん」の「超リアル・ジオラマ作戦」だが、他の人の指摘している部分以外にもすごい部分があるんじゃないかと思うのだ。そこで、スネ吉暴走以外の点で、この作品のすごさを挙げていきたい。

1.のび太もすごい

 スネ吉兄さんの講義をドラえもんの道具で見て、のび太は「質感」が大事であると知る。
 巨大ロボットの場合、土埃で

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