ジャック・タチの教えてくれたこと
Play time ー人生なんて遊び時間ー
予告編を見て、なんて素敵な言葉なのだろうと思いました。
2014年頃、イメージフォーラムでジャック・タチ監督作品のリバイバル上映が行われたことをきっかけに、『ユロ伯父さんの夏休み』『ぼくの伯父さん』『プレイタイム』『パレード』を見る機会をいただきました。
ジャック・タチといえば、何と言ってもパントマイムが魅力。
そして映画のシーンで随所に行われる音遊びがなんとも私にはツボなのです。
ストーリーを追うよりは感性で楽しむ映画と言えばいいのでしょうか?
『ぼくの伯父さん』はそれなりに言わんとする主張やオチがありますが、
それがより洗練され、感性を大事に制作された映画が『プレイタイム』なのではないかと思っています。
余計なセリフを入れることなくジェスチャーや効果音によって進行していき、まるでコントのようなドタバタ騒ぎに発展していくのですが、
それを肯定するかのごとく、そこに登場する人々は自由にのびのびとその時間を謳歌しているように見える。
そんな感覚を日々の暮らしの中でも、忘れないでいようと思うのです。
ジャック・タチ Jacques TATI (1907~1982)
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