「渋谷の星」 放送後記 #4
生放送で浴衣を着よう!
そう決めたのは前回の番組(9月1日)の直後だった。今年は1度も浴衣を着ていない。楽しみな温泉旅館にも行っていない。もうこのチャンスしかない。帰宅後、直ぐに箪笥を開けた。
シワだらけ!(苦笑)
どれも日舞の稽古着(右は舞台本番用)である。約20年前、声優養成所時代に着た浴衣が3種。これしか持っていない。ま、ネームタグは選択肢から外すとして、王道の白地に紺の朝顔か・・・それともカジュアルなベージュ地か・・・迷わず赤い花を選んだ。単に「映え」そうだったから。本当に偶然なのだ(「偶然」の意味は番組オープニングでトーク中)。
「浴衣はいいよね〜コロナ太りしても着られるし〜」そんな独り言をつぶやきながら洗濯、苦手なアイロン掛けをした。
本当はアシスタントと一緒に着飾りたかったが、放送当日の朝、欠席の連絡が・・・マジかー!今回はスタジオ見学のスタッフもいないので、ガチのワンマンDJになること明白。いつ以来だろう??1年振り??・・・焦る。
9月8日(火)
いつもより20分程早くスタジオ入りし、Bスタで着替え。鏡の前で帯を結ぶ。この帯はリバーシブルタイプ。胴に巻くのは緑、リボンの羽は赤、結び目は緑。誰に教わった訳でもないが、変則的に色変えして結んでみた。お♪なかなかイイじゃん♪ついでにブローチも添えて・・・
さて本番。
リラックスしてジングルON!野宮真貴さんの美しい歌声が流れ、続いてタイトルミュージック。そしてマイクスイッチON!・・・する寸前、
「うわ!私ひとりだ!」
と思った瞬間、ガッチガチの緊張状態に突入!やばい。冒頭の「・・・ラジオが」の言葉がロレってしまった。(チッ!)心の中で舌を打つ。でも、言い直さない。緊張しているなんて言いたくない。言い訳になるから。けれど、ヘビーリスナーさんは敏感に感じているはずだ。「こいつ緊張してるな」と。笑って許して下さるのなら、まだ救われそうだが、昔、ある指導者に、
「お前が緊張したら、リスナーも緊張するんだぞ!貴重なお時間を使って聴いて下さっているのに、失礼だろう!!限りある人生を拝借している事を忘れるな!!」
と激怒された経験がある。
緊張している内にどんどん時間が過ぎる。(あー!肩が耳まで上がってる!肩下げろ!下げろ!)と心で叫ぶ。そのうち・・・「茎」もロレってしまった。(お前は脳卒中かー!)自己叱咤。お詫びの心で一言だけエクスキューズしたのだった。。。
さて、今回の特集は「千駄ヶ谷盆踊り大会2020」。昔ながらの盆踊りを7月24日にオンラインで開催。初の試みが注目された。番組では、大会実行委員の皆さん、司会を担当された原田佳子さん(フリーアナウンサー・渋谷のラジオ木曜パーソナリティ)のインタビューを2週に渡ってお届け。開催に当たっての工夫や苦労話は、全国の皆さんの参考になるに違いない。
放送では詳しく話せなかったが、私が2年前に盆踊り会場の鳩森(はとのもり)八幡神社を訪ねたのは「吉田商店」さんの提灯を見る為だった。吉田さんのインタビューは当時の区報「しぶや区ニュース」に特集されている。
写真は2018年当時。
こじんまりした境内で限られた地元関係者が踊っていて、少し寂しい感があった。だが、細い参道には模擬店がズラリと立ち並び、多くの人々で賑わっていた。
密・密・密・・・
早く新型コロナが収束して、来年こそリアルな大会が開催されるよう心から願う。
番組アーカイブはこちら(試聴可♪)
第1週目(9月1日放送回)は大会概要、オンライン開催に至る経緯中心。
第2週目(9月8日放送回)はワンマンDJ 。20分超のインタビュー音声は、リスナーさんが飽きないようBGを添えて編集。初の試みだ。もしお気に召して下さったなら、試聴ページのハートマークをポチっと・・・大変励みになります!
FM局公式ページとは別バージョンの写真
photographer:事務局スタッフ・桃ちゃん
実は桃ちゃん、昔、写真部だったそう。
モデルはさておき、綺麗な写真をありがとうございました♪(大喜)