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【実証レポ】廃棄ゼロへ。リサイクル率99%の太陽光パネル処理施設へ潜入してみた。

こんにちは、モノクロームです。私たちは屋根一体型太陽光パネルRoof–1と未来のHEMSを作っています。これまでにもRoof–1を導入したお客様のライフスタイルをご紹介するnoteを投稿してきました。

今日のnoteは、Roof-1のリサイクルの取り組みについてご紹介です。寿命を終えた太陽光パネルってどうなるの?という疑問に、実際にRoof-1をリサイクルする過程をお見せしながらお答えしていきたいと思います。


太陽光パネルの廃棄問題について

私がモノクロームに入社しようとしていたときに、太陽光パネルって本当に環境に優しいのかな?ということをよく考えました。そこで、太陽光パネルのリサイクルについて、製造側であるモノクロームはどのように責任をとるかについて、経営陣に質問したことを覚えています。

災害で故障した他社の太陽光パネルイメージ(出所:日経BP)

資源エネルギー庁によると、2023年の日本の主要な電力源は火力発電で全体の約70%ほどを占めていており、その大部分を化石燃料に頼っています。一方再生エネルギーによる発電はまだ約20%ほどで、2030年までに36〜38%に引き上げていくという目標があります。太陽光発電の増加見込みがあるということは、それに伴い将来的に寿命を迎える太陽光パネルも増加するということになります。

近年太陽光パネルがその寿命を迎えたあとに、リサイクルされずに埋め立て・不法投棄されることが問題視されています。なぜなら、太陽光パネルはガラスや金属、有害物質など複数の材料からできていて、これらを分別してリサイクルするためには、様々な処理技術が必要なかつ、多額の費用が発生するためです。
これらの課題に対処するため、多くの企業や研究機関が太陽光パネルのリサイクル技術の開発や再利用事業に取り組んでいます。また、環境省や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)も、リサイクル率の向上や技術の普及を目指して取り組みを進めています。

99%リサイクル!埋め立てゼロを目指す

そのような企業の中でも高いスタンダードを自ら掲げているのが、環境ソリューションのリーディングカンパニー、株式会社浜田さん(以下敬称略)。モノクロームは、浜田と連携することにより、Roof-1のリサイクルを可能にしました。浜田のもつ独自の技術で、太陽光パネルを90%以上のリサイクル、処理後物は再生資源として利用可能な原料レベルにまで処理することができるのです。

Roof-1ってどんな太陽光パネル?

従来の一般的な太陽光パネルは屋根の上に設置する架台式で、アルミフレームや、白いモジュールの線が見えるものが多く、建物のデザインや景観を犠牲にしていました。

一般的な架台式太陽光パネル例

Roof–1は、建物と融合する屋根一体型太陽光パネル、その問題を解決します。屋根に太陽電池セルが組み込まれているため、屋根として施工ができる、すなわち太陽光発電をする屋根です。

Roof–1が施工された家
Roof-1モジュールのなりたち

Roof–1を実際にリサイクル処理してみた

整理整頓の5Sが徹底された美しい施設が浜田の京都PVリサイクルセンター。こちらでRoof–1が分解、処理される様子をレポートしたいと思います!では、ご安全に!

本日のチャレンジャーは、Roof-1モジュール

Step1:金属屋根と太陽光モジュールへ分解

Roof-1は屋根一体型太陽光パネルのため、まずは金属屋根と太陽モジュールを分解するところから始めます。

ジャンクションボックスをはずします

Step2:太陽光モジュールをセル/EVAシートとガラスに分離

ここで、太陽光モジュールをセル/EVAシートとガラスに分離するための設備”ホットナイフ”に投入します。その名の通り300度に熱した刃で、ガラスからセル/EVAシートをきれいに分離します。こちらで分別できたガラスは、不純物の少ない板ガラスとして綺麗な状態でマテリアルリサイクルに回すことができます。

まだ太陽光セルがついた状態の、太陽光モジュール
ホットナイフがセル/EVAシートをガラスから綺麗に分離します
ガラスは蛍光X線で成分分析し、今後の資源活用のためにデータを蓄積していきます
Roof–1の太陽光モジュールがから綺麗な板ガラスが取り出されました。
切り離された太陽セル/EVAシート

Step3:破砕、選別し原料として再生

セル/EVAシート破砕し、篩いをかけ選別します。これによって、銀、銅、シリコンにわけられます。

いよいよ処理過程もクライマックス。Roof-1の姿をお見送りです。いってらっしゃい、来世では何に生まれ変わるのでしょうか、、

コンベアに投入されたRoof–1は、破砕、篩にかけられた上、綺麗に粒度ごと選別されました。その後、パネル自体はホットナイフで板ガラスに、太陽セル/EVAシートは破砕・振動篩機で銀、銅、シリコンなどに選別された素材は、精錬や素材メーカーなど次のプロセスに出されます。例えば板ガラスはグラスウールにリサイクル、セル/EVAシートは銀を精錬後、残渣は路盤材など、それぞれ素材ごとにリサイクルされます。

篩にかけられ選別された銀
割れたガラスも、さらに分別します

もっと環境にやさしいRoof–1に

今後Roof-1が寿命を迎えた時には、モノクロームが提携する施設にて高いリサイクル率で責任をもって処理をします。地球にやさしい選択をされたいお客様にとって、自信をもってモノクロームの製品をご使用いただきたいと思っています。

太陽光発電は、モノクロームにおまかせください。

モノクロームでは、お客様のライフスタイルに合わせた発電量の計算から、太陽光パネルだけではなくパワコンや蓄電池などの太陽光発電に必要な周辺機器の施工まで一貫してご提供します。さらに、今後は不要になったRoof–1のリサイクル処理まで責任をもって対応していきます。
太陽光発電をご自宅に取り入れたいけれど、何から始めていいかわからない方も、まずはお気軽にご相談ください。

最後に

今回のRoof-1の処理工程をお見せできたのは、浜田のみなさまのご協力のもとです。ありがとうございました!


株式会社浜田
〒569-1123大阪府高槻市芥川町2-24-5
HP : https://www.kkhamada.com/

株式会社浜田京都PVリサイクルセンター

モノクロームについて
モノクロームは、創業者の梅田優祐が自宅を建設する際に、理想の住宅用太陽光パネルと、つくられた自然エネルギーを効果的に制御するためのソフトウェア(HEMS)が存在しない問題に直面したことをきっかけに、その問題を解決するため2021年7月に設立された会社です。

HP: https://www.monochrome.so/
Instagram:@monochrome.so
X(Twitter):@monochrome.so

屋根一体型太陽光パネルRoof-1についてもっと知りたい方はこちら
家をシンプルにするHEMS、Home-1についてもっと知りたい方はこちら


Text&Edit:Miko Okamura Ellies
Photo&Video:Christopher Ellies


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