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ブロックチェーン領域のインキュベーションプログラム「Nethergate」最終審査会レポート

モノバンドルは「価値の流動性を、人類史上最も高める」というミッションの元、価値の流通や流動性の負債を解消、新たな可能性を生み出し、その恩恵を個人・事業者が受けられるような社会の実現に向けてプロダクトを作っています。
今回は、モノバンドルが主催した”ブロックチェーン領域のインキュベーションプログラム「Nethergate」※1”の2022年10月23日(日)CryptoBase@NIB SHIBUYA(招待制)にてオフラインで実施したピッチ・最終審査Dayについて公開します。
※1 https://nethergate.xyz/

1.Nethergateとは

ブロックチェーン技術を活用したプロダクトで世界を目指す起業家、開発者をサポートする事業検証プログラムです。「Day1からグローバルで検証する機会」となるように設計をしました。
既に世界で活躍するブロックチェーン領域の起業家、開発者を講演者、審査員として招き、参加者へは約1ヶ月半の期間でチームビルディングからプロダクト設計までを行っていただきました。
Demo Dayをサンフランシスコで開催されるETH San Franciscoの日程に合わせることで、DAY1からグローバルを目指す起業家、開発者に対し、プロトコルを検証できる機会を提供し、支援いたします。そのため参加者は全員ETH San Franciscoを目指し、準備を進めていただきました。そして見事審査にて入賞されたチームに対しては、総額110万円をお渡ししました。(ETH SanFranciscoへの渡航費相当を保証)

スポンサー企業のみなさまや講義に登壇していただいたメンター、ゲストスピーカーの方々のご尽力誠にありがとうございました。

スポンサー企業
審査員

2.Nethergateのスケジュール

スケジュールは下記の通りに実施をしました。
2022年8月30日  応募受付開始
2022年9月14日  応募受付終了
                                採択者の選抜、発表
2022年9月23日    プログラム・キックオフ
2022年9月~10月  講義、メンタリング、報告会、プロトタイプ作成
2022年10月中旬   中間審査・フィードバック
2022年10月23日  ピッチ・最終審査
2022年11月4~6日  Demo day( ETH San Francisco )

3.当日について

当日は、14チームの参加者が来場し、オンラインとのハイブリット形式でピッチを行いました。

当日の会場の様子

参加チームのご紹介

  1. Futaba

  2. yuki sato

  3. SBTisGOD

  4. openinternet

  5. Kanjyo

  6. LOGOUT

  7. KAMON

  8. StandiArt

  9. KOTOVERSE

  10. Credit/BNPL

  11. Umi

  12. Crypto Climbers

  13. RentaFi

  14. Baumkuchen

4.受賞プロジェクトの紹介

第1回Nethergateで入賞したチームとプロダクトをご紹介します。

最優秀賞チーム「KAMON」

プロダクト概要:多様化したブロックチェーンの複雑なUXの課題に対し、わかりやすいUIでのウォレット内ブリッジを可能にし、Layer Zeroを活用して安全なブリッジを実現しているウォレット。

優秀賞チーム①「Umi」

プロダクト概要:プロトコルによる流動性プールのリバランス機構を備えるあたらしいAMM型DEX。ユーザフレンドリーな流動性提供を実現し、AMMの課題であったスリッページ、インパーマネントロスを抜本的に解決する。

優秀賞チーム②「OpenInternet」

プロダクト概要(UIBounty):ブロックチェーンを使ったサービスの運営体から、当該サービスのサードパーティ制フロントエンドを提供した人へ、ユーザー流入量に応じた報酬分配を行い、フロントエンドの分散化・多様化を促すプロトコル。

DeNA特別賞チーム「KOTOVERSE」

プロダクト概要:フィクション作家が小説を投稿し、ファンがそれをNFTコレクションとして購入・再販できるNFTマーケットプレイス。本サービスはクリエイター同士のコラボレーションを重視しており、例えば、イラストレーターが制作した表紙NFT・キャラクターNFTを購入し、自作の表紙・登場人物として設定することができる。

以上の4チームに賞金をお渡ししました。

5.最後に

日本国内では規制の整備が進む反面、ブロックチェーン領域のスタートアップのエコシステムはいまだ発達段階にあり、特にグローバルを目指す起業家にとって、世界のスタンダードにアクセスする環境が十分に整っているとはいえない状況です。
この課題を解決するため、今回のプログラムでは、ブロックチェーン領域でグローバルに活躍する起業家や開発者の方々の力をお借りし、かつETH Globalをプログラムのゴールに設定することにより、グローバルでの検証機会を提供し、ブロックチェーン領域で世界を目指す起業家、開発者の支援ができればと考えました。
入賞の全チームがETH San Franciscoへ挑戦し、 4つのPrizeを獲得するという結果となりました。
モノバンドルは引き続き、「Nethergate」を開催することにより、グローバルを目指す起業家の支援を行って参ります。


※ETH San Francisco Prizeを獲得されたNethergate参加チーム(11/14時点)
UIBounty
ENS — Integration Bounty

・KOTOVERSE
Worldcoin — Pool Prize

・standiart
Lensprotocol- Integration
IPFS&Filecoin Top9